双子の娘たちを育てて10数年ですが、妊娠中からこれまでに色々なことを聞かれました。
「私もそうだと思ってたなぁ」
「それ聞きます?」
「そんなことが気になる?」
などと思うような質問を「家族・親戚・友人(ママ友)・赤の他人」など様々な方からされてきました。
その経験から、双子のママや現在双子を妊娠中の人も双子について色々聞かれたことがあるんじゃないかなと思っています。

私も聞かれたことある!

へぇ~そんなこと聞かれるんだ!
などと共感&参考になるかも?と、これまでに聞かれたことを色々まとめてみました。
もしかしたら、これから双子を出産予定の人にとっては「こんなこと聞かれるかも」という覚悟(?)が出来るかもしれません!
- 同じ双子ママで「あるある!」と共感したい人
- 双子を出産予定の人
- 双子について色々聞いてみたい人
よく聞かれたことランキング【トップ5】

これまでによく聞かれたことをランキングにしてみました。
これから双子出産予定の人は「きっと聞かれるだろう」と心の準備しておくことをおすすめします。
1位 「一卵性?二卵性?」
2位 「遺伝?家系?」
3位 「性格違うの?」
4位 「どっちが上?」
5位 「やっぱりお揃いになるようにしてるの?」
ということで、1位は「一卵性?二卵性?」という質問です。
これは、妊娠中からずっと聞かれました。
ちなみに、我が家は「二卵性」です!
おそらくですが、この質問は赤ちゃんの頃は初めて会う人の90%くらいには聞かれたと思います。
でも、これは聞きたくなるというか似てると思えば聞いちゃうだろうし、世間話としては無難な会話な気もします。
そして、私も双子のお母さんと話す機会があるとつい聞いてしまいます笑
「仮に聞かれても不快になる内容でもないかなぁ」と思いますが、嫌な人もいるのかな?
ちなみに、2位の「遺伝?家系?」も同じくらいよく聞かれました。
そして、3~5位はよく聞かれる時期こそ違えど、回数的にはそんなに差がないと思います。
そのため、1、2位は圧倒的に多いのですが、正直3位以下は完全に感覚で決めました。すみません。
続いて、上記のランキングの内容も含めて、この先はこれまでに聞かれたことをQ&A方式でご紹介していこうと思います。
「へぇ~」とか「あるある!」なんて思いながら読んでいただけると嬉しいです。
双子妊娠中に関するギモン6つ

- Q双子家系なの?遺伝?
- A
父方母方どちらも双子はいません!
そして「双子は家系とか遺伝の人が多いんだろうなぁ」と私自身も思っていました。
そのため、双子発覚の時は「え?なんで?」と喜びより驚きのほうが大きかったです。今でも不思議です。
ちなみに、何の信ぴょう性もない話ですが一つだけ「これが原因かも?」と思っていることはあります。
それは、娘たちの出産から数年後に「ストレスで本来1個の排卵のはずが多く排卵されることがある」というのをどこかで見かけたのがきっかけです。
実は、双子妊娠発覚時は、転勤が続いた後だったのとワンオペ状態(上の子)でかなりのストレスが溜まっていました。
そのため、先ほどの説を見た時に「もしかしたらあの時ホルモンバランスが崩れていたのでは?」と考えたことがあったんです。
ただ、何の根拠もありません笑
でも「それなら納得かもなぁ」というほどハードだった時期ではありました。
- Qいつ双子ってわかったの?
- A
私は3回目の受診でわかりました。
といっても、初回と2回目は日にちが空いていないので、3回目というべきかは少し迷うところです。
というのも、検査薬で陽性反応が出たけれど少量の出血があったので、早めに診てもらいに行ったら妊娠反応はあるもののまだ袋も見えなかったんです。
それで、また来てくださいと言われたので三日後に行きました。
その日にようやく袋は見えたけれど、その時点ではまだ一つしか確認できません。
その後、一週間ほどして3回目のエコーで
「ん?2つあるな」
とカーテン越しに言われましたが、私は「なんのこと?」状態でした笑
そのため、3回受診はしたけれど「袋が確認出来てから」だとすると2回目で判明した感じです。
ちなみに、週数でいうと6週目くらいで発覚しました。
初めて袋が二つ見えた時のエコーです
- Q検診代も二人分だったりするの?
- A
検診を受けるのは、双子たちではなくママ自身なので検診代は一人分です!
しかし、検診の回数が単胎児の場合より多いので実際は2倍くらいかかると言ってもいいかもしれません。(単胎児は月1のところ、双子は月2だったり)
ちなみに私の住んでいるところは、母子手帳に回数券?みたいな形で補助券がついていて、二人分の補助券を利用したためほとんど費用はかかりませんでした。
そのため、住んでいるところによっては単胎児の倍くらいかかると考えておくのがいいかもしれません。
- Qやっぱり早産になりやすいの?
- A
答えは〇です。
もちろん中には正期産まで問題なく過ごす人もいるようですが、やはり双子だと切迫早産になりやすいようです。
私も、30週の時の検診で切迫早産の診断を受けて入院になり、出産するまでずっと早産にならないよう張り止めの点滴をしていました。
その際、同室だった双子ママたちも点滴生活だったので、やはり早産になりやすい傾向があるんだと思います。
- Qおなかの大きさはどれくらいになるの?
- A
私の場合、娘たちが産まれる直前の検診では90.4㎝でした。
結果的には、16週あたりの腹囲から+26.4㎝ほどです。
しかし、双子妊娠だと100㎝超えも普通らしいので「小さい方だったのかな?」と思います。
詳しくはこちらの記事にも書いているので、良かったら読んでみてくださいね。
- Q治療したの?薬使ってたの?
- A
私は自然妊娠です。
って「こんなこと聞く人いるの?」と思いますよね。
実はこれに関しては、身近な人には一度も聞かれたことがありません。
では誰に聞かれたのかというと、通りすがりの他人のおばさま(もしくはおばあちゃん)に初対面で聞かれることが多かったです。しかもどストレートに。
ところが、私は無知だったことと、治療をした経験もないので娘たちを妊娠するまで不妊治療で双子が産まれることがあるという話すら知りませんでした。
それも、双子が発覚した時に先生から
「遺伝だったり、治療で薬を飲んでたりすると可能性はあるんだけどね~」
とサラッと言われたくらいだったので、忘れてたくらいです。
そのため、道端で聞かれても「なんのためにそんなこと聞くんだろう?」と思うくらいでした。
でも、後から考えると「よく初対面の他人にそんなこと聞けたな!」と驚きです。
たぶん、今だったら「なんでですか?」とか言っちゃいそうだなと思います(育児+年齢のせいかメンタルも強くなったので笑)
双子の出産に関するギモン3つ

- Q帝王切開だったんでしょ?
- A
私は自然分娩でした。
と言うと、驚かれることが多いです。
きっと、一般的には双子以上の出産は帝王切開になることが多いからだと思います。
そんな中、私の場合は経産婦ということから「状況次第では自然分娩も出来る」と言われ、結果的に自然分娩になりました。
一方、病院で知り合った双子ママたち(初産)はみんな帝王切開でした。
しかし、これも病院によって色々方針があるようです。
どちらにせよ、出産は命がけですよね。
- Q陣痛って2回来るの?ずっと痛いのが続くの?
- A
2回来ます!でもずっとピーク時のように痛いわけではないです。
どういうことかというと、一人出て「は~スッキリ!」と思ったらまた痛みがやってくるんです。
とはいえ、始めはほんの少しだけピーク時より弱い痛み(十分痛いですが)から始まって、また強くなっていくという感じでした。
そのため、ほんの少し一息つくくらいの時間はありました。
と言っても、そんなに長い時間ではなく「次の子が産道に下りてくるまでの中休み」的なものなので、ササっと出ようとする子だったらまた違ったかもしれません。
そして、このタイミングで次の子が上手く出てこれないとなると緊急帝王切開コースだと聞かされていました。
しかし私の場合は、娘が上手く下りてきてくれたので、無事二人とも自然分娩で出産することが出来ました。
この話をすると、出産経験のある人は大体みんな「え~!すごい!」と尊敬してくれます笑
- Q大きい病院で産んだの?
- A
実際に産んだのはNICUのある総合病院です。
というのも、初めは個人病院で診てもらっていたんです。
しかし、双子と判明した時に「赤ちゃんに何が起きるかわからないから」と途中で転院しなくてはならないことを伝えられました。
その際、個人病院のほうから
「途中までしか診られないのは同じだけど、初期から転院するかギリギリまでうちで診るかどちらか選べるよ」
と言ってくださったので、上の子の時にお世話になった病院だったこともありギリギリまで診てもらうことを選んだんです。
そして、4か月過ぎた頃に提携しているNICUのある大きな病院に転院しました。
そのため、初期の頃は個人病院で診てもらっていたけれど、出産したのは総合病院ということになります。
※私の場合は、早い段階で個人病院のほうから受け入れを申請してくださっていたのでスムーズに転院出来ましたが、どのようになるかは病院によると思います!
ちなみに、私の出産時のことはこちらの記事にも詳しく書いているので良かったら読んでみてください。
双子の育児に関するギモン5つ

- Q見分けはつくの?
- A
うちの娘たちは二卵性ということもあり、赤ちゃんの頃から見分けはついていました(大きさも違ったので)。
ただ、今でこそ顔つきも個性が出てきて「普通の姉妹?」というくらいですが、赤ちゃんの頃の写真を見ると「こんなに似てたんだ!」と思うくらい似てました。
そのため、小さい頃に色んな人から「間違えないの?」と言われてたのも今となっては納得です。
一方で、一卵性だと産まれたての頃は目印をつけておかないとわからなくなるくらい似ていると聞きます。
実際、産まれたての頃に見分けがつかないなんて余計にあたふたしそうですが、そんなに似てるっていうのも「ちょっと経験してみたかったなぁ」なんて思います。
- Q家で二人で遊べるから楽でしょ~?
- A
これは△です。
なぜかというと、私が相手しなくても良いという意味では楽でしたが、小さい頃は
「信じられないくらい喧嘩が多かった」
からです。
そのため、遊び相手はしなくても良いけど「毎日、一日に何度もケンカの仲裁やお互いのグチを聞かされる」という意味ではウンザリしていました。
このような理由から「仲良く遊んでくれている時」なら〇です。
- Qどっちがお姉ちゃん?妹?
- A
これは色んな人によく聞かれました。
中には「あ~お姉ちゃんって顔してるわ~!」とか言われたこともあります。
お姉ちゃんってどんな顔なんだろう???
書いてて「姉と妹を逆に言ってみれば良かった」とちょっと思っちゃいました笑
- Qやっぱり双子だからお揃いの服(物)にしてるの?
- A
(少し長くなります)
これは年齢によります。
例えば、自分たちの意思がない赤ちゃんの頃は完全に親の都合と趣味です笑(出産祝いでもらったというものもあります)
具体的に言うと、我が家の娘たちが小さい頃は「お揃いでなるべく色違いになるように」していました。
なぜなら、赤ちゃんの頃はお世話する時にパッと見てどっちがどっちなのかすぐにわかるようにしたかったからです。
そのために「ピンク系は○○」「黄色系は△△」のように色で分けていました。
とはいえ
「見分けがつくようにするなら全然違う服でも良くない?」
という声も聞こえてきそうですが、これも理由があります。
なぜなら、服を購入する時にゆっくり選んでられなかったからです。
例えば、一人の子に3着の服を選ぼうと思ったときに全てバラバラにしようと思うと6着選ぶ必要があります。
しかし、たくさんあるベビー服の中からそんなにゆっくり選んでる暇はないので、とりあえず3着選んで色違いにしておけば時短になるわけです。(ただの面倒くさがり?)
もちろん、赤ちゃんの頃は「お揃い可愛いから」と思って着せていたところもあります。
ところが、1~2歳になると理由は変わってきます。
それは「ケンカさせないため」です。
おそらく、双子ママなら説明するまでもなく「わかる!」と言ってもらえるのではないでしょうか。
どういうことかというと、全く同じものでもなぜか「○○(相手)のがいい!」とケンカになるんです。
それは、服に限らずおもちゃとかもです。
なので、全然違うものになれば余計にケンカの頻度が増えるのでせめて頻度が減らないかと期待して同じものを用意するわけです。
少し長くなってしまいましたが、ずっとただ「可愛いから」というだけの理由ではないのが伝わりましたでしょうか。
きっと、双子ママなら共感してもらえるはずです(よね?)。
ちなみに、年齢が上がるにつれてそれぞれ趣味が出てきて、今では「スカート派とパンツ派!」のように全く違う格好になりました。

- Q母乳?ミルク?
- A
我が家は混合スタートで途中から完ミでした。
これに関しては、おばあちゃんからが多かったです。
やはり昔の人は栄養面を気にして聞いてくださるんでしょうか?金銭面?
ちなみに、ミルクだと答えたところで特に責められたりした経験はないので、そこまで不快な思いをした記憶はありませんが
「聞いてどうする?」
とは思ってました笑
聞かれるとちょっと不快だったこと

色々と聞かれたことをご紹介してきましたが、だいたい想像通りでしたでしょうか?
ここでは、上でご紹介した中でこれまでに聞かれて、
”なんのために聞くの?”
と若干不快に感じたことをあげてみます。
治療したの?薬使ってたの?

言うまでもないかなと思いますが、本当にこれは
「なぜ聞く?」
の一言です。
なぜなら「治療していたら何?していなかったら?」としか思えないからです。
100歩譲って、治療している人やこれからする人が「参考に聞きたい」ということならまだわかるかなというくらいでしょうか。
それでも、中には言いたくないという人も多いと思うので、気軽に聞くことではないよなぁと思います。
やっぱり双子だからお揃いにしてるの?

こちらは、赤ちゃん期は親の趣味なので「そうです!」と言わざるを得ませんが「喧嘩になるから」という理由でお揃いにしている時期は「違うんです……!」と言いたくなりました。
なぜかというと、なんとな~く
「やっぱり双子だから(見せびらかしたくて)お揃いにしてるの?」
のように聞こえちゃうんです。
もちろん、実際は違うのかもしれませんし、可愛いと思って着せてた時期もあったので100%否定はしません。
そのため、不快というより「それだけじゃないんだよ~」というのもわかってほしかったなぁという話です。
ちなみに「お揃い可愛いね」と言ってもらえるのは嬉しかったです!
母乳?ミルク?

これも説明するまでもないかもしれませんが
「聞いてどうする?」
っていうパターンのものですね。
例えば、同じママに聞かれても「二人同時だとどうするの?」と疑問に思う気持ちがわかるので何も思いませんが、知らない方から聞かれるのは「う~ん……」です。
とはいえ、この質問は双子特有ではなく「育児経験のあるママ」なら聞かれたことがあるかもしれませんね。
いろいろ聞かれた経験から思うこと

ここでは双子の母になり、色々と聞かれたことをご紹介しました。
正直、若干文句?のように聞こえる部分もあったかもしれません。
実際、急いでいる時にベビーカーの前に立たれたり、急に話しかけられて双子が泣いたりしてしまったことで大変な思いをしたこともあります。
しかし、娘たちが双子でなければこんなに色んな人に気にかけてもらえることはなかったかもしれないと思うと、悪いことばかりでもなかったと思います。
それは、色々な質問をされても最終的には「大変だけど頑張ってね」「一人でも大変なのに偉いね」などと言ってもらえることもたくさんあったからです。
この記事を読んでくださった双子ママの中にも、同じように言われて「あるある」となった方もいるのではないでしょうか。
そして、これから双子を出産予定の人には「こんなことを言われるかも?」と少しでも参考になっていたら嬉しいなと思います。
また、双子の母としてなにか書けることがあったら書きたいなぁと考えていますので、その時は読んでいただけると幸いです。