子供を2人以上欲しいなと考えていても、

年子や2歳差だと大変そう…

3歳差は入園入学などが被って金銭的に負担?
などの理由から「じゃあ4歳差は?」と考える人もいると思います。
結論から言うと、気持ちに余裕をもって育児をしたいママには4歳差はおすすめです。
年子や2歳差などは上の子のお世話自体がまだ大変ですし、3歳差は入園・入学が被るため出費が大きかったり受験が重なったりと負担が大きいからです。
しかし、4歳差だとあまり兄弟で遊んでくれないのではないかとか、育児が長く感じそうなどというイメージもあるのではないでしょうか。
我が家は、私に「もう一人育てる余裕が出来てからにしたい」という理由から4歳差になったのですが「4歳差にして良かった」と思えることが多かったです。
まさかの双子で「せっかく年齢開けたのに…!」という気持ちにはなりましたが……
ここでは実際に4歳差育児を経験した私が思う、メリット・デメリットについてご紹介していきたいと思います。
- 二人目を何歳差にするか悩んでいる
- 4歳差にしようと考えているけれど、実際どんな感じなのかを知りたい
- 4歳差のメリットを知りたい
4歳差育児のメリットはこんなことがあります
実際に4歳差育児を経験して感じたメリットをご紹介します。
生活リズムが自然に出来上がる

子供にはきちんと生活リズムをつけさせたいと思う人が多いと思います。
年子や2歳差の兄弟となると、下の子が産まれたばかりの頃は上の子がまだ幼稚園や保育園に行っていない場合もあります。
基本的な生活リズムは出来ているかもしれませんが、幼稚園などに通っている子供よりは自由がきくぶん子供たちのペースに合わせることが多くなります。
私も上の子の時は「〇時には起こしてお風呂は〇時で…」などとリズムを作ろうとしていましたが、つい「起こすとぐずるからもう少し寝かせてもいいか」などとダラダラしてしまうことがありました。
しかし4歳差になると上の子が幼稚園などに通い始めていることがほとんどで、下の子は寝ていようが送り迎えでは外に連れ出されたりと、下の子も半強制的に上の子の生活リズムに合わせて行動することになります。
そのため、早いうちから生活リズムが出来やすくなります。
わざわざ「生活リズムをつけないと!」と意識せずとも、自然と出来上がってくるのが4歳差のメリットです。
上の子がお手伝いしてくれる

4歳差の上の子は、小さなことならお手伝いしてくれる頼もしい存在になります。
下の子のオムツ替えの時に「オムツとってくれる?」とかささいなことですが、一緒に下の子のお世話をしてる感覚があるのはママにとっても楽しい時間になります。
上の子は自分が「お兄ちゃん(お姉ちゃん)なんだ」という意識が芽生えますし、ママも「上の子もこんな風だったのに大きくなったな」とあらためて成長を感じられます。
年子や2歳差となるとお手伝いどころかまだまだ上の子もお世話が必要なので、4歳差ならではのメリットだと思います。
一人ひとりに向き合う時間が作りやすい

2~3歳差だとどうしても二人をまとめてお世話しなくてはいけない時間が多くなります。
どちらかを我慢させてしまったりすることに罪悪感を持ったり、グズグズされてイラっとしてしまうこともあるかもしれません。
しかし、4歳差で上の子が幼稚園などに通っていれば、その間は下の子のお世話だけをしていれば良いので二人を同時に見ているよりはママの負担も減ります。
「上の子がいない間は下の子と、下の子がお昼寝している間は上の子と」などと、一人ひとりとゆっくり向き合う時間を作ってあげたいと思うママには年齢差があるほうが余裕をもって対応出来るのでおすすめです。
お下がりが使える

服やベビー用品は年齢差に関わらずお下がりが使えますが、4歳差だと幼稚園などで使うものもお下がりが使えることもあります。
上の子の卒園後、異性だとしてもカバンや体操着など男女共通のものであれば必要なものだけを買えば済みます。
中学校でも体操着やジャージ、同性で本人が嫌がらなければ制服もお下がりで済むこともあります。
これも年子や2歳差では無理ですし、なるべく節約したいと思うママにはメリットですよね。
入園・入学が被らない

3歳差になると、入園・入学・卒業が被ることで出費が大きくなったり、式の日程が同じになってしまう可能性があります。
我が子の晴れ姿をきちんとみてあげられないかもという心配もありますが、園や学校からの連絡事項なども式が終わった後に説明されることもあるので、わからないことなどがあってもその場で聞けないということもあります。
その点、4歳差であれば被ることはないので安心です。
上の子の手が離れ始めている

どうしても下の子は小さいうちは手がかかってしまうので、上の子がある程度自分のことが出来るようになっているのは大きなメリットです。
一人でトイレに行けたり、着替えが出来たりするので2~3歳差に比べてママの負担は少ないです。
特にトイトレ中だったりイヤイヤ期が重なったりすると二人のお世話に追われることになるので、上の子のお世話が減るのは大きいです。
上手に遊んでくれる

幼稚園で色んな子と関わっていることもあり、下の子と上手に遊んでくれます。
赤ちゃん期はまだ反応も薄いため、遊ぶというよりはお世話したりあやす程度ですが、下の子の反応が大きくなると大人よりも上手く遊んでくれることもあります。
実際うちの上の子は、ベビーカーでぐずった娘たちをあやしてくれたりとたくさん助けてくれました
年齢が近いよりは喧嘩が少ない

年子や2歳差だと喧嘩も多くなると思いますが、4歳差となると全くないわけではありませんが年齢が近いよりは少ないと思います。
うちは年子ではありませんが双子ということもあり娘たちは喧嘩が多かったのですが、それに比べて上の子と下の子たちの喧嘩はそれほど多くなかったからです。
4歳差育児にはデメリットもある
4歳差育児はメリットも多いですが、デメリットもあります。
病気をもらう機会が多い

幼稚園などで病気をもらってくることも多いため、赤ちゃん期の時点で上の子から下の子に移る確率もあがります。
とはいえ、2~3歳差だとしても上の子から病気をもらう可能性は少なくないので兄弟がいる場合は仕方がないのかもしれません。
小学校高学年以上になると遊ばなくなる

小さいうちは異性でも同性でも遊んでくれますが、上の子が高学年くらいになると段々遊び方や興味も変わってきたりするため、遊ぶことは少なくなります。
しかし、ゲームやアニメなど共通の話題があれば一緒に見たりすることもあったりと、全く関わらなくなるほどではありません。
未就園児時代が長い

4歳差だと上の子が入園するまでの3年が終わったと思ったら、すぐに下の子が入園するまでの3年がやってきます。
上の子が入園したことで空いた時間も、次は下の子のお世話の時間になるのです。
これが年子や2歳差ならもっと早く一人の時間が出来るので、パートなどをしたいと考えている人にとっては4歳差だとしばらくは難しくなってしまいます。
受験が続く

上の子が高校3年生で大学受験が終わったと思ったら、次は下の子が高校受験!というように受験が続く場合があります。
3歳差で同じ年に受験も大変ですが、2年連続で受験生がいるというのもなかなか大変です。
我が家はメリットのほうが大きかったが、ベストは人それぞれ

うちは双子なので二人兄弟のパターンとは少し違いますが、それでも4歳差で良かったなと感じています。
理由は
上の子が3歳を過ぎるまで私の気持ちに余裕がなかった
からです。
上の子は男の子の割には大人しめな性格で「やんちゃで大変!」ということはほとんどなかったのですが、代わりにとても甘えん坊な子だったので私にベッタリな子でした。
しかも、その頃は転勤族だったのでワンオペ育児でさらに余裕がなかったのです。
とにかく毎日育てることに必死で小さなことにもイライラしてしまったりと、今思えば軽い育児ノイローゼだったのかもしれません。
そんな中で二人目が産まれていたら、余計に負担が大きかったと思います。
実際に下の子たちが産まれてみて、4歳まで上の子を育てていた慣れもあってか、双子にも関わらず上の子の時よりも気持ちに余裕をもって育てることが出来ました。
上の子もかなりの甘えん坊だったのに、下の子たちをお世話してくれたり手伝ってくれることも多く「パパよりも頼りになるのでは?」と思うほどでした。
たしかに育児をする期間は長くなってしまいますが、それでも4歳差なら大きく影響があるほどではありません。
私は4歳差で良かったと思っていますが、上の子の性格や周りの家族の協力などによって変わってくることもあるので、やはり一番は夫婦でしっかり話し合うことではないでしょうか。
まとめ:4歳差は余裕をもって育児をしたいママにおすすめ

4歳差育児はママにとっても子供にとってもメリットがたくさんあります。
もちろん、どんな年齢差にもメリット・デメリットはありますが、4歳差育児は
- 上の子の手が離れ始めていることでママの負担が減る
- 小さい頃に一人ひとりに向き合って育児が出来る
ことが大きなメリットだと思います。
4歳差になれば最低でも3年は育児をしているので子供のお世話にも慣れているでしょうし、上の子にそれほど手がかからなくなってきていることで気持ちにも余裕が出来ているのではないでしょうか。
そういったことからも、気持ちに余裕をもって育児をしたいと思うママには4歳差育児はおすすめと言えます。
とはいえ、計画的に出産を考えていたとしても思うような年齢差にならないこともあります。
どんな年齢差であってもメリット・デメリットはあるので、この記事を読んで「4歳差だったらこんな感じなんだな」と一つの参考にしてもらえると嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!