シングル家庭にとって、夏休み中の子どもの昼ご飯問題は悩みのタネになりやすいですよね。
私も3人の子どもたちの休み中の昼ご飯は、今でも頭を悩ませることがあります。
ただ、中学生になってからはだいぶ楽になりました。
少しずつ「自分でお昼を準備する」習慣が身についてきたからです(うまく仕向けた、とも言えますが)。
中学生なら、小学校の調理実習などで料理の経験がある子も多いはず。最初は一緒に、次は簡単なメニューを……と段階を踏んで任せていくと、案外できるようになるものです。
「子どもに自分でやれるようになってほしい」と思っている方は、ぜひ夏休みをキッカケにチャレンジさせてみてください。
ここでは、昼ご飯を準備させる時のポイントや、実際にわが家の子どもたちが作っているメニューなどをご紹介します。
夏休み中の子どものお昼ご飯問題に役立つヒントになれば嬉しいです。
- 子どもが昼ご飯を自分で準備できるようになる進め方
- 中学生でも作れる簡単メニュー5選
- 夏休みの昼ご飯を楽にする冷凍・レトルト活用術
- 子どもに事前に教えておくべき安全ポイント
子どものやる気を引き出す

「自分でやってほしい」と思っても、子どもが動いてくれなければ始まりません。
最初からハードルを高くすると「めんどくさい」「できない」と感じさせてしまいます。
コツは、「ちょっとひと手間かけないと食べられない」くらいのことから始めること。
わが家で実践したそうめんを例にすると、こんな段階を踏みました。
- 第一段階そうめんを水でほぐすだけ
茹でたそうめんとめんつゆを冷蔵庫に置いておき、子どもは水でほぐすだけ
- 第二段階そうめんは茹でておくけど、めんつゆは自分で作らせる
希釈タイプのめんつゆを自分で分量などを考えて作らせる
- 第三段階そうめんを茹でるところから一通り作る
(火を使わせても大丈夫そうなことを確認してから)麺をゆでるところから自分でやる
焦らず段階を踏んでいくのが、定着させるための一番の近道です。
ヒント:好きな食べ物を入口にする わが家では、ラーメン好きの子が「親がいない時も食べたい!」という気持ちから、自分で作るようになりました。「○○が食べたければ自分で作れるようになろう」という動機づけは効果的です。
子どもの「料理レベル」を把握する

スタート地点は子どもによって違います。これまでお手伝いをよくしてきた子と、ほとんどしたことがない子では、できることに差があるからです。
いきなり難しいことをさせると子どもも戸惑ってしまうので、まずは「今できること」を把握して出発点を決めましょう。
以下のチェックリストで、お子さんの現在地を確認してみてください。
できることチェックリスト
一つもできなくても大丈夫。できること・できないことを整理してから、次のステップを考えていきましょう。
一緒にいる時に一人でやらせてみる

親が不在の時にいきなりやらせるのは、お互いに不安なもの。まずは親がいる時間に「子どもだけでやらせてみる」ことをおすすめします。
夕食の準備などで簡単な工程を任せてみて「説明だけで自分でできるか」を確認してみてください。
こちらが手を貸さなくてもできるようなら、一人でのチャレンジにGOサインが出せます。
成功体験を積ませて自信をつけさせる

初めは簡単なことから始めて、「自分でできた!」という達成感を感じさせることが大切です。
いきなりハードルが高いメニューに挑戦させると「一人じゃ無理」と感じさせてしまうこともあるので、まずは以下のような小さな成功体験から積み上げていくのがおすすめです。
- お湯を沸かしてカップ麺を作る
- 電子レンジで冷凍食品を温める
たとえ小さなことでも、成功体験が次のチャレンジへの意欲につながります。
多少の失敗があっても「自分でやってくれて助かった!」と一言添えてあげると、子どものやる気が続きやすくなります。
最初は親がある程度準備しておく

初めからすべて子どもに任せるのではなく、ある程度は親が準備しておき段階的に進めていくのがおすすめです。
親がやっておくと良いこと
- ポットにお湯を沸かしておき、カップ麺と一緒に置いておく
- 耐熱皿とラップを出しておき、冷食を温めやすくしておく
- 使う鍋やフライパンをあらかじめ出しておく
大人でも「一から全部準備する」より「あとは温めるだけ」の状態のほうが楽ですよね。それは子どもも同じ。
徐々にサポートを減らしていくことで、自然とステップアップしていけます。
事前に伝えておくべき安全ポイント4つ
大人には当たり前のことでも、子どもには知らないことがたくさんあります。「伝えていなかった」が原因の失敗は、防げることがほとんど。
料理をさせる前に、以下のことをしっかり伝えておきましょう。。
電気ポット・ケトルの使い方

使い方は簡単なものが多いですが、使い慣れていない子にはしっかり使い方を教えてあげてください。
「空焚き」「水の入れすぎ」など、実際に使っているものの機能面などから考えられる危険を伝えてあげると良いかなと思います。
レンジの使い方

操作方法だけでなく、やってはいけないことを必ず伝えてください。
必ず伝えること
- アルミホイルをレンジに入れてはいけない
- トースターに燃えやすいものを入れてはいけない
- 加熱時間は短めに設定して、様子を見ながら追加する
わが家の失敗談 子どもがレンジにアルミホイルを入れてしまい、扉のガラス全体にヒビが入り買い替えになりました。何度もレンジを使っていたのに「アルミホイルはダメ」と伝えていなかった私のミスでした。幸い怪我はありませんでしたが、本当にヒヤッとした出来事です。
火を使う時のルール

コンロを使う場合は、以下のルールを徹底させましょう。
- 火をつける時は必ず換気扇を回す
- 火をつけている間は絶対にその場を離れない
- 服の袖などが火に近づかないよう注意する
- 使用後は必ず消火を確認する
「一人でも大丈夫そうか」を何度か一緒に料理して判断してから、一人で使わせてください。
不安な場合は、火を使わないメニューで乗り切るのが安全です。
調理器具の正しい扱い方

大事な調理器具がある場合は、使い方と使ってはいけないものを事前に伝えておくだけで失敗を防げます。
大人には当たり前のことでも、子どもには思わぬ落とし穴があります。
わが家の失敗談 子どもが鉄フライパン用の金属箸でテフロンのフライパンを使い、傷だらけになってしまいました。伝えていなかった私が悪いとはいえ、まだ新しかっただけにショックでした……。
【重要】手順と注意事項はメモに書いて貼っておく

いくら口で伝えても、一人でやると「これどうするんだっけ?」「次は何をすればいいんだっけ?」となりがちです。
特に初めてのことは、頭では理解していても実際にやってみると抜けてしまうことが多いもの。
そこでおすすめなのが、準備の手順と注意事項をメモに書いてキッチンの目につく場所に貼っておくことです。
わが家でも最初の頃は「火から離れない」「消したか確認すること!」など、細かいことまですべて書いていました。
子どもにも「必ずメモを見ながらやってね」と口頭でも伝えるようにしていました。
メモを見ながら作業することで、危険の回避はもちろん、段取りを自分で考える力も自然と身についていきます。
慣れてきたら新しい工程をメモに追加して、少しずつできることを増やしていくのもおすすめです。
中学生でも出来る簡単メニュー
実際に、我が家の子どもたちが休み中に自分たちで作っているメニューをご紹介します。
どれも簡単ではありますが、一度一緒にやってみて出来そうなら子供だけでチャレンジさせてあげてくださいね。
サンドイッチ(火不要・ビギナー向け)

サンドイッチ用のパンと、挟む具材を準備しておけば子どもでも簡単に出来ます。
ゆで卵などは親が準備しておけば、火を一切使わずに作れます。
初めての一人昼ご飯に最適なメニューです。
用意しておくと良い具材例
ゆで卵、ハム、スライスチーズ、レタス、マヨネーズ
おにぎり(火不要・アレンジ自在)

ご飯を炊いておき、海苔と好きな具材を置いておくだけ。
インスタント味噌汁と組み合わせれば立派なランチになります。
具材をいくつか用意しておくと、自分で選ぶ楽しさも生まれます。
そうめん・そば(火あり・シンプル)

茹でるだけなので工程がシンプルで失敗しにくいメニューです。
冷凍食品を一緒に用意しておくと、ボリュームアップも簡単にできます。
夏場はさっぱり食べられるのも◎。
冷やし中華(火あり・夏の定番)

具材を親が用意しておけば、子どもは麺を茹でるだけ。
包丁が使えるなら、きゅうりやハムを切らせても良いですね。
「夏は冷たいものが食べたい」という日にぴったりです。
ラーメン(火あり・やる気アップ)

インスタント麺でも生麺でも、火が使える子なら挑戦できます。
チャーシューや煮卵を事前に用意しておくと、子どもの満足感もアップ。
「ラーメンが食べたいから自分で作る!」となる子も多いです。
夏休みの昼ご飯をもっと楽にする3つの方法

子どもが自分でお昼ご飯を作ってくれるようになればとても楽になります。
しかし、毎日作らせるとなると子どもの負担になってしまうかもしれません。
そんな時は、便利なアイテムを上手に活用するのがおすすめです。
冷凍食品を活用する
中学生だと、食べる量も多くて「もっとボリュームが必要」ということもありますよね。
そんな時は、冷凍食品を活用するのがおすすめです。
牛丼の素
「がっつりしたものが食べたい!」という子には冷凍の牛丼の素がおすすめ。
温めてご飯にのせるだけでとても簡単でおいしいランチの完成です。
焼きおにぎり
そうめんなど麺類だけでは物足りない時に、焼きおにぎりなどごはんものがあると簡単にボリュームアップが出来ます。
冷凍チャーハン
「チャーハンだけで食べる」「ラーメンだけでは足りないという時にプラスで食べる」など活用できておすすめです。
レトルト・カップ麺も上手に使う

たまにはお手軽に済ませる日があっても問題ありません。栄養面は朝・夜の食事でしっかりカバーすれば大丈夫です。
活用しやすいアイテム
- レトルトカレー
- パスタソース
- カップ麺・カップうどん
このように便利なものを上手く活用していきましょう。
まとめて作り置きしておく

子どもが温めるだけで食べられるものを、まとめて作り置きしておくのもおすすめです。
例えば
- お好み焼き
- たこ焼き
- ホットケーキ
などは冷凍保存が可能なので、作る機会があったときに多めに作っておけば子どものお昼ご飯のストックになります。
まとめ|夏休みは「自分でできる」を育てるチャンス

中学生の夏休みは長い分、子どもが自立する絶好の機会でもあります。
昼ご飯を自分で準備できるようになると、親の負担が減るだけでなく、子どもの自信と生活力が育ちます。
また、親が作り置きするよりも食べられるメニューが広がるというメリットもあります。
「これまで何もやったことがない」という子でも、小さな一歩から始めれば必ずできるようになります。
完璧を求めず、まずはやらせてみることが大切。長い夏休みをきっかけに、ぜひ挑戦させてみてください。

