双子用ベビーカーの購入を考えた時、横型でも縦型でもいくつかメーカーがあって

どれが良いのかな?
と迷う人も多いのではないでしょうか。
双子用ベビーカーは、人によって重要視するポイントもさまざまだと思います。
そのため、気になるポイントを一つずつ確認するのも大変ですよね。
しかも、色々なサイトを見たりしているうちに「これはどんな特徴があったっけ……?」と忘れてしまったりすることもあるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、実際に双子用ベビーカーを使用したことのある私が「双子ママ目線」で縦型と横型それぞれ人気のベビーカーを厳選しサイズや特徴などをまとめて比較してみました。
ぜひ、双子用ベビーカーを選ぶ時の参考にしてくださいね。
- 双子用ベビーカーの縦型・横型どちらにするか迷っている
- 縦横それぞれのおすすめのメーカーを知りたい
- サイズや機能の比較が見たい
【横型】人気の双子用ベビーカー5点をコスト別で比較

双子用ベビーカーを選ぶ時「性能やデザイン」も選ぶ基準になりますが、やはり価格が気になる人も多いのではないでしょうか。
しかし双子用ベビーカーといっても、低価格なものから高額なものまで様々です。
ここでご紹介するベビーカーは、どれも人気で金額にかかわらず安全に使えるものですが、やはり低価格のものと高額のもので性能にまったく差がないとは言い切れません。
そのため、コストより性能を重視したい人向けとコストを抑えたい人向けで比較表を分けてみました。
上記のようになっていますので、そのあたりも注目しつつ参考にしていただければと思います。
価格については
- ¥30,000前後 → 低
- ¥40,000前後 → 中
- ¥50,000以上 → 高
で評価しています。
2023年2月時点のショッピングサイトの平均的な金額で評価していますが、中には取り扱いのないサイトもあるため実際の価格は各サイトでご確認ください。
なお、縦型ベビーカーの価格も同じように評価していますが、ここでは3点のみのご紹介のためコスト別には分けずにまとめて比較しています。
横型ベビーカー比較表①【とにかく性能にこだわりたい!】

ここでは、コストより性能を重視したい人向けに3つのベビーカーを比較してご紹介していきます。
すでに「気になるメーカーがある・決めている」という人は、各メーカーをクリックすると下の詳細へジャンプしてすぐに読むことができます。
横型ベビーカーを比較する時は
「横幅」「本体の重さ」「価格」
を重点に置いている人が多いと思います。
結論からいうと
- 横幅がコンパクトなのはエアバギーとコサット
- 本体が一番軽いのはコンビ
- エアバギーは高いけど操作性が良く人気
です。
しかし、それぞれに他の特徴もあるため上記の表を参考にしつつ、詳細は各メーカーのご紹介文で確認してみてくださいね。
コンパクトで満足度の高い【エアバギー ココダブルEX フロムバース】

(サイズ)幅71.5 全長90 高さ95
(折り畳み時)幅71.5 奥行45 高さ82
(本体の重量)13㎏
(対応年齢)0~4歳 各シート22㎏まで
(リクライニング角度)115~155度
(自立)自立可能だが安定性はイマイチ
(荷物収納)5㎏まで〇
- エアタイヤを使用しているため、操作性が良く段差などもスムーズで押しやすい
- 横幅71.5㎝と横型の中で一番コンパクト
- 重量が13㎏のため、車などに乗せ降ろしが頻繁な場合は大変
- 横型ベビーカーの中でも高額なので、短期間の使用だとコスパが悪い
エアバギーは、操作性の良さで満足度が高く双子ママにも人気のベビーカーです。
名前の通り、一般的にはプラスチックのタイヤが多いベビーカーの中でこちらはエアタイヤを使用しているところが一番の特徴になります。
そのエアタイヤの最大のメリットは、段差も楽に超えられる操作性・乗り心地の良さです。

エアタイヤとは自転車と同じような空気が入ったタイヤで、地面からの衝撃を吸収し振動が伝わりにくくなっています。
そのため、段差や整備されていない道でも赤ちゃんにストレスを与えることなく、スムーズに操作することが可能です。
一方でエアタイヤは、一か月に一度くらいのペースで空気を入れるメンテナンスが必要になるため、そこを面倒に感じる人もいるのではないかと思います。
しかし、メンテナンスすることでいつも安全に使えるとも言えるため、デメリットとも言い切れないのではないでしょうか。
そしてエアバギーは、横型ベビーカーの中でも横幅71.5㎝と最もコンパクトな作りになっています。
ここで紹介しているベビーカーと比較してみても、最大で約9㎝ほどの差があります。
一見、それほど支障はないように思いますが、実際に使用してみると9㎝の差で通りやすさの違いを実感するはずです。
例えばエレベーターのドアなどがギリギリだと、ドアに対して少しでも本体が曲がった状態だと引っかかってしまうことがありますが、そこに9㎝の余裕があれば多少曲がっていてもスムーズに出入りできるのです。
このようなことから、小さなストレスを溜めることのないコンパクトな作りであることはメリットの一つであると言えます。
一方で、エアバギーの気になるポイントとして
- 本体の重量が重め
- 価格が高め
というところで悩む人が多いのではないかと思います。
実際、価格が高いことは「双子用ベビーカーの使用期間が短い」「使う頻度が少ない」という人にはコスパが悪く感じるかもしれません。
とはいえ、コストがかかったとしても性能やサイズ感などを考えればエアバギーを選ぶ価値は十分にあると思います。
その理由は、細かな部分も使い心地に配慮されていることが多いからです。
具体的には、レインカバーやドリンクホルダーなどは他のベビーカーについていることもありますが、リストストラップや横にファスナーがついたバスケットはエアバギーだけです。

このようなことはちょっとしたことのように思えますが、毎日のようにベビーカーを使う人にとっては大きなポイントです。
例えば「リストストラップ」ですが、双子用ベビーカーは一人用に比べて本体自体が重く、そこに子供の体重がプラスされます。
すると、坂道や段差などで思うように操作しづらい時などに思いがけずベビーカーから手が離れてしまう可能性がないとは言い切れません。
そんな時にリストストラップがあれば、ベビーカーが進んで行ってしまうことを防げるため万が一の時の安心材料になるわけです。
また、ファスナーのついたバスケットもとても便利です。
なぜなら、後ろから出し入れするバスケットの場合、リクライニングさせた状態で荷物を取り出そうと思うと一度起こさなくてはならないことがあるからです。
しかし、横のファスナーを開けて取り出すことが出来るのであれば、赤ちゃんが寝ていてもリクライニングを起こすことなくスムーズに取り出すことができます。
これらのことは些細なことなのですが、毎日のようにベビーカーを使う人にはこのような機能があることで使いごこちの良さがグッと上がります。
これだけでも冒頭の人気の双子用ベビーカー5点をコスト別で比較のところでご説明した「コストの違いで性能に差がないとは言い切れない」という意味がわかっていただけたのではないでしょうか。
こうして細かい部分を見ていくと、エアバギーが人気な理由がわかるような気がしますよね。
中には、エアバギーが人気であることから「そんなに他のものより使いやすいのかな?」と思う人も多いと思います。
その場合、一人用であれば取り扱っている店舗があることがあるので、押し心地や操作性を試してみるのをおすすめします。
仮に一人用でも、一般的なタイヤとエアタイヤの違いを十分確認することが出来るはずです。(私も実際に押してみたことがあります)
もしも試してみたい方はAirBuggyの公式サイトで近くに取扱い店舗があるか探せるので、一度確認してみてはいかがでしょうか。
以上のことから、エアバギーはこんな人におすすめです。

- エアタイヤならではの操作性を重視したい
- なるべくコンパクトなものが良い
- 長期間使用する予定
- 使い心地にこだわりたい
反対に、こんな人には不向きかもしれません。

- メンテナンスが面倒……
- 持ち上げることが負担に感じる
- 使用するのは短期間
以下のリンクから、実際にエアバギーを使用している人の口コミも参考にすることが出来ます。
軽さを重要視するなら【コンビ ツインスピン GC】

(サイズ)幅80.7 全長74.5~77.0 高さ106
(折り畳み時)幅53~75 奥行46 高さ93
(本体の重量)10㎏
(対応年齢)1か月~36か月 各シート15㎏まで
(リクライニング角度)120~170度
(自立)自立可能
(荷物収納)14L
- クッション性のある6輪の車輪で小さな赤ちゃんにも優しい乗り心地
- 本体の重量が約10㎏と5つの中で最も軽量
- 折りたたむのに少し手間がかかる
- 使用時の横幅は80.7㎝と他のベビーカーと比べて幅がある
- レインカバーが付属されていないので別途購入が必要
コンビツインスピンは、ベビー用品で有名なⅭombi(コンビ)が出している双子用ベビーカーです。
コンビツインスピンの特徴は、赤ちゃんへの振動が少ないタイヤを使用していることと、ここでご紹介しているベビーカーの中で本体が最も軽いということです。

このベビーカーには6輪のタイヤが付いているのですが、それらはすべてクッション機能付きの車輪です。
エアバギーのエアタイヤほどではありませんが、一般的なベビーカーのタイヤよりも地面からの振動を吸収してくれます。
そして、6輪のタイヤがついているというのは安定性があるため、グラつきを抑えられ安全面でも赤ちゃんに優しいベビーカーです。
一方で、タイヤが多い分走行時の音が大きく感じるというデメリットもありますが、気になるかどうかは人によるところもあるかなと思います。
さらにもう一つの特徴として、作りがしっかりしているわりに本体の重量が軽く、折りたたんだ時にコンパクトであるのは「さすがコンビだな」というところです。
例えば、車があまり大きくないという人には収納する際に「コンパクトで軽い」のは重視したい条件の一つだと思います。
しかし少し気になる点として、畳む時にはいくつかロックを外したりしなくてはならないため若干手間がかかると感じるかもしれないというところがあります。
そしてもう一点注意しておきたいのが、使用時の横幅についてです。
実は畳んだ時にはコンパクトなのですが、使用時の横幅は他の横型ベビーカーよりも幅があるため横幅が狭いものを探している人は注意です。
ちなみに、レインカバーも付いていないため別途購入する必要があります。
とはいえ、本体の軽さは魅力的ですし、ベビー用品を多く扱うコンビならではの信頼感・安心感を求める人にはチェックしておきたいベビーカーです。
以上のことから、コンビがおすすめなのはこんな人です。

- 本体が軽いものを探している
- 作りがしっかりしているものが良い
反対に、不向きなのはこのような人と考えられます。

- 簡単に折り畳めるものが良い
- 横幅が狭いものを探している
以下のリンクから、コンビの口コミを見ることが出来ます。
良いとこ取り?!【コサット スパドゥパ】

(サイズ)幅72 全長103 高さ70 【ハンドル高さ103cm – 106cm】
(折り畳み時)幅50 全長103 高さ38
(本体の重量)13.8㎏
(対応年齢)新生児から 各シート25㎏まで
(リクライニング角度)~150度 4段階で調節可能
(自立)自立しない
(荷物収納)大容量収納バスケットあり
- 横幅が72cmと、この中で2番目にコンパクト
- ハンドルの調節が出来るので身長に合わせて使うことが出来る
- 付属品が多くレインカバーもあるのですぐに使える
- 重量が13.8kgと、この中では最も重め
- デザインが目立つため注目されるかもしれない
コサットスパドゥパはイギリスのメーカーが出しているベビーカーです。
コサットの特徴としては「エアバギーのコンパクトさ」「コンビの乗り心地・押しやすさ」に近いスペックを持っていることです。

コサットはコンビと同じく6輪のタイヤで、サスペンション付きのラバータイヤを使用しているため地面からの衝撃を吸収してくれます。
そのため、乗り心地・押しやすさはコンビと同じくらいであると考えられます。
そして、コサットはエアバギーの次に横幅がコンパクトなベビーカーです。
といっても、エアバギーが71.5㎝、コサットが72㎝のためほぼ変わりません。
それらのことを考えると、エアバギーとコンビの両方に近い部分があることから、ここで比較している3つの中ではそこそこのスペックと言えるのではないでしょうか。
一方で、コサットのデメリットとして
- 本体が重いこと
- デザインの好みが分かれる
ということがあげられます。
しかし、本体が重いのはイギリスのベビーカーの安全基準によるもので「快適な安全性、走行性」にこだわっているからだそうです。
そのような理由から、ベビーカーの重さについて重要視していないのであれば安全性があり快適に使用できるとも言えます。(エアバギーと0.8㎏しか変わりませんしね)
そしてデザインに関しては、色づかいが日本のものよりもカラフルになっているため「派手」と感じる人もいるようです。
個人的には、子供を乗せるものなので「カラフルなデザインもかわいいな」と感じますが、落ち着いた色が好きだったり「目立つのが嫌」という人にはマイナスポイントかなと思います。
他にはない特徴のためご紹介しておきたいのが、コサットは「ハンドルが調節できる」「付属品が多い」ということです。
ここでご紹介しているベビーカーの中で、ハンドルの高さを調整できるのはコサットだけです。
しかし、海外のものであるがゆえに元々のハンドルの高さが高めなことから「身長が低い人には押しづらい」という口コミを見かけました。
そのため、身長が高いママ・パパには押しやすいベビーカーかもしれませんが、小柄なママにはイマイチなのでは?と思います。
もう一点、付属品がたくさんついてくるのもコサットならではの特徴です。
具体的には(フットマフ ・ショルダーパッド ・カップホルダー ・レインカバー)がついてくるのですが、もし別で揃えるとなると一つずつサイズなどを確認して購入しなくてはいけませんよね。
しかし、コサットなら純正の物がはじめからついているので「サイズが合わなかった」と失敗するリスクもありませんし、何より購入する手間が省けます。
そのため「届いたらすぐに快適に使いたい!」という人にとっては嬉しいポイントではないでしょうか。
これらをまとめると、ハンドルの高さが気になるところですが「エアバギーとコンビの両方から一つずつ良いとこ取り」をしたようなベビーカーではないかと思います。
以上のことから、コサットがおすすめなのはこのような人です。

- なるべくコストを抑えられて横幅がコンパクトなものが良い
- 背が高いママ・パパが使う
- 付属品を揃えるのが面倒・すぐに使いたい
反対に、あまりおすすめできないのはこんな人と考えます。

- 重いベビーカーは嫌
- 身長が低い
- デザインが好みでない
コサットはAmazonでの取り扱いがないため楽天の口コミを参考にしてみてくださいね。
私がこの3つの中から選ぶとしたらエアバギーです。
その理由は、実際に横型を使用していた時のことを思い出すと、重さやコスト面のデメリットを考えたとしても
「エアタイヤの押しやすさと乗り心地」
「コンパクトなサイズ感」
「バスケットの使いやすさ」
を優先したほうが使うときの満足感が得られると思うからです。
13㎏は重いですが、子供を乗せたまま持ち上げる場面はそうそうありませんし、長く使うのならコストがかかっても快適に使えるほうを選びます。
しかし、上記でご紹介した通り、コンビやコサットも安全性があり機能面でも優れたベビーカーなので、エアバギーじゃないからといって不満ということはないはずです。
そのため、
「使う頻度が少ないから高いものはもったいないかも」
「車に乗せる機会が多いから出来るだけ軽いほうが良い」
など、ライフスタイルによって重要視する部分があると思うので、それぞれのベビーカーの特徴などを確認して一番ご自身に合うものを選んでくださいね。



②横型ベビーカー比較表【コストを抑えたい人向け】

次に、コストを抑えたい人向けの横型ベビーカー2点を比較してご紹介します。
ご紹介するのは「カトージ」と「グレコ」が出している横型の双子用ベビーカーです。
各メーカーをクリックすると下の詳細へジャンプしてすぐに読むことができます。
この表を見ると分かる通り
- 横幅がよりスリムなのはカトージ
- 本体の重さが軽いのはグレコ
になります。
といっても、この2点は比較的大きな差がないため、下の各メーカーのご紹介文で詳細を確認してみてくださいね。
可愛らしいカラーの【カトージ ジョイー エアツイン】

(サイズ)幅75.5 全長90 高さ95
(折り畳み時)幅75.5 奥行79 高さ102.5
(本体の重量)11.3㎏
(対応年齢)1か月~3歳 各シート15㎏まで
(リクライニング角度)125~165度
(自立)自立可能
(荷物収納)あり
- グレコより横幅がスリムな作り
- 片手で簡単に折りたため自立するので玄関先での収納にも便利
- グレコよりは重い
- リクライニング時は収納の出し入れがしづらい
カトージ ジョイーエアツインは、たくさんのベビー用品を扱うカトージが出している双子用ベビーカーです。
特徴としては、グレコより横幅がスリムで片手で簡単に折りたたむことが出来るところです。

実際は数センチの差ですが、下で紹介している「グレコ デュオスポーツ」よりも幅がせまいため、出来る限り横幅のスリムさを重要視している方にはこちらのジョイーエアツインがおすすめです。
もう一つのポイントとして、収納するとき以外にも外出先で折りたたむ機会が多い場合に片手で出来るというのは便利だと思います。
例えば、「双子を抱っことおんぶしてさらに荷物を持ちながらベビーカーを畳む」となるとなかなか大変なので、片手でたためるほど簡単というのは大きなポイントです。
しかし、グレコも片手片足での折り畳みが可能なため、折り畳みの手間に関してはさほど大きな差はないと考えます。
他に違うと言えばデザインくらいでしょうか。
カトージは、シートクッションがピンクとブルーの可愛らしいカラーになっています。
こちらはリバーシブルで、好みで変えることが出来ます。
そのため「モノトーンよりカラフルでかわいいデザインが好き」という人には、カトージの方が気分が上がりそうですね。
一方で、グレコとの比較で気になる点というと「本体が若干重い」というくらいです。
とはいえ、約1㎏ほどしか変わらないので、この点もほとんど差はないと考えます。
総合的に、価格や機能性を見ても普段使いするのに十分コスパの良いベビーカーです。
低価格ながらも高評価なカトージの口コミは以下のリンクから見ることが出来ます。ぜひ参考にしてみてください。
軽量でたっぷり収納がうれしい【グレコ デュオスポーツ】

(サイズ)幅77 全長78 高さ102
(折り畳み時)幅77 奥行34 高さ102
(本体の重量)10.1㎏
(対応年齢)1か月3歳 各シート15㎏まで
(リクライニング角度)表記はないけれど、左右独立して好きな角度にリクライニング可
(自立)自立可能
(荷物収納)35L
- 買い物かごと同じくらいのたっぷり収納
- 重量が10.1㎏と5つの中でも2番目に軽い
- 日よけになる幌が短い
- 横幅が77㎝と他のベビーカーより広め
グレコ デュオスポーツは60年以上の歴史を持つ世界的なブランドGRACO(グレコ)が出しているベビーカーです。
特徴は、ここでご紹介する中でも2番目に軽量であるという本体の軽さです。

グレコ デュオスポーツは、ここでご紹介しているベビーカーの中でもコンビの次に軽いので、本体の軽さを重視したい人には大きなポイントになるのではないでしょうか。
グレコの魅力でもある大きな収納にたくさん荷物を入れても、本体が軽い分負担も軽くなりそうです。
しかし、上でご紹介している「カトージ」と幅も重さも大きく違いがないため「出来るだけ軽く!」という人でない限りはどちらを選んでも大丈夫かと思います。
デザインで選ぶとしたら、グレコは色づかいが黒とグレーだけのとてもシンプルなデザインのため、落ち着いたカラーが好みの人には「カトージ」よりもこちらのほうが合うかもしれません。
グレコのデメリットは「幌が短い」「横幅が若干広い」の2点です。
1点目の「幌が短い」は日差しが強い時などに覆ってあげられないため、別で対策が必要になる可能性があります。
カトージと比べても、前に下がっている部分がない分グレコのほうが若干短いのではないでしょうか。
2点目は、カトージより横幅が広いことです。
もしも、横幅がコンパクトなものでコスト面を抑えたいのであれば、少しでも横幅が狭い「カトージ」のほうを選ぶことをおすすめします。
とはいえ、ほとんど幅が変わらないため「大きな収納がほしい!」という人には、軽くてたっぷり収納つきのグレコがおすすめです。
グレコの口コミは以下のリンクからどうぞ。
上記のことから、カトージとグレコではあまり大きな差がないことがわかっていただけたと思います。
そのため、迷ったらデザインで好みのほうを選ぶのも良いかと思います。
ちなみに、私がこの2つで選ぶとしたらカトージを選びます。
理由は、重さがほとんど変わらないのなら少しでも幅がコンパクトなものが良いのと、グレコの幌が短いのは夏場にずっと日差しを気にしてそうな自分の姿が浮かぶからです。
とはいえ、どちらのベビーカーも「コスパの良さを重視!」という人に十分おすすめ出来るスペックなので、好みのものを選んでくださいね。

横型ベビーカーのまとめ:コスト面で迷ったら条件を絞る

横型ベビーカーでコストの差で違うと考えられるのは、このようなことがあります。
- コンパクトさ
- 横幅がコンパクトな作りかどうか
- タイヤの数
- 4輪と6輪で安定性や乗り心地の違いがある
- デザインの良さ
- エアバギーはスタイリッシュでカラーが豊富
- 収納カゴの出し入れのしやすさ
- リクライニングした時に横から取り出せるかどうか
もしも迷うようであれば、どのようなことを重要視するのか「絶対条件である項目」と「妥協できる点」などを考えて選択肢を絞っていくのがおすすめです。
下に5つの横型ベビーカーを一つの表にまとめましたので、こちらも参考にしてみてくださいね。
【縦型】人気の双子用ベビーカー3点を比較

ここからは、縦型の双子用ベビーカー3点を比較していきます。
横型のほうでもご紹介した「コサット」と「カトージ」から出しているベビーカーです。
「カトージ」については二種類あるため①と②で分けています。
縦型ベビーカーを探している人は
「本体の重さ」「いつから使用できるか」「価格」
が選ぶポイントになることが多いのではないでしょうか。
結論から言うと
- 本体の重量が最も軽いのは①カトージ エヴァライトデュオ
- 前シートが4か月からと一番早い時期から使えるのは②カトージ 二人でゴー
- 価格が安いのはカトージ
です。
この点をふまえて3つを比べてみてくださいね。
軽くてコスパ最強!【①カトージ ジョイー エヴァライト デュオ】

(サイズ)幅57 全長121 高さ107
(折り畳み時)幅57 奥行45 高さ108
(本体の重量)10.1㎏
(対応年齢)1か月~【前6か月~ 後1か月~】 各シート15㎏まで
(リクライニング角度)前110・125・143度の3段階 後117~163度の無段階
(自立)自立しない
(荷物収納)32L 4.5㎏まで
- 縦型3つの中で10.1㎏と最も軽量
- シートが高く前後共に大きな幌で熱中症対策もばっちり
- 自立しないため収納時はどこかへ立てかけるなどの工夫が必要
- 他の2つより横幅が広い
カトージ エヴァライト デュオはご紹介している3つのうち最も軽い縦型の双子用ベビーカーです。
もう一つの特徴として、シートが高めで後部座席だけでなく前の幌が他の2つよりも若干大きめのつくりになっています。

比較表を見てわかる通りエヴァライト デュオは、
コサットより約2㎏
同じカトージである二人でゴーDXより約5㎏
軽量になっています。
そのため、軽い縦型ベビーカーが良いという人にはエヴァライト デュオがおすすめです。
段差などがある時でも、軽量のもののほうがスムーズに移動できますね。
また、もう一つの特徴としてシートが高く他の2つよりも前の幌が大きいことから熱中症対策もばっちりです。
ベビーカーに乗っている子供は上からの日差しはもちろん、大人より地面に近いため照り返しにも気をつけなくてはいけません。
その点、エヴァライト デュオはシートも高めで、幌が大きく上からの日差しもカバーしてくれます。
よって、夏の日差しが強い時でも上下からの熱中症対策をすることが可能です。
一方で、エヴァライト デュオのデメリットというと、正直これといったデメリットはないように思います。
もし、あえてあげるとしたら
- 自立しない
- 他の2つより横幅が広い
ということくらいでしょうか。
とはいえ、自立しないのは立てかけておくなどの工夫をすれば解決します。
そして、横幅に関しては「二人でゴーDX」と1㎝しか変わらないので「横幅がスリムなものが良い」という人は一番コンパクトなコサットを選ぶと思うので、こちらも迷うほどのデメリットとは考えにくいです。
それよりも「価格の安さや性能」を考えれば、ここでご紹介している縦型ベビーカーの中で一番コスパが良いベビーカーではないかと考えます。
デザインも、カラーが3色あってシンプルなのも良いですね。
以上のことから、エヴァライト デュオがおすすめなのはこのような人です。

- 縦型ベビーカーで軽いものを使いたい
- 価格の安いものを探している
一方、おすすめしないのはこんな人です。

- 出来る限り横幅がスリムな縦型ベビーカーが良い
- もっと早い時期からベビーカーを使い始めたい
前シートが4か月から使用可能な【②カトージ 二人でゴーDX】

(サイズ)幅56 全長124 高さ109
(折り畳み時)幅58 全長51 高さ121
(本体の重量)15㎏
(対応年齢)1か月~【前4か月~ 後1か月~】 前18㎏・後20㎏まで
(リクライニング角度)角度の表記なし 前は2段階調節可 後ろはほぼフラットの状態まで無段階で調節可
(自立)自立可能
(荷物収納)あり【ドリンクホルダー付き】
- 前シートが4か月から使用可能
- 3つの中で唯一折り畳み時自立する
- 後ろのシートを外して4パターンの乗り方が出来る
- 重量15㎏と3つの中で最も重め
- 本体が重いため、子供が大きくなると操作性が悪くなるかもしれない
カトージ 二人でゴーDXは4つのパターンの乗り方が出来る縦型ベビーカーです。
一番の特徴は、子供が大きくなった時に後ろのシートを外すことで双子の成長や状況に合わせた使い方が出来ることです。
それ以外に、他の2つと違う点として前シートが4か月から使用できるようになっています。

例えば、長時間のお出かけの時には後ろシートを取り付けたタンデムモード、ちょっとしたお散歩など短時間のお出かけにはシートを外して子供の気分に合わせた乗り方をすることも可能です。
ただ気になる点として、シートを外しての使用は2歳頃からであることと、後ろの子の自由度が高いため「どちらが後ろに乗るか」で喧嘩になる可能性があるということが考えられます。
とはいえ、シートの取り外しが必ず必要というわけでもありませんし、乗り方を変えられるというのは他の2つにはない特徴のため、大きなポイントであることは変わりません。
そして、出来るだけ早い時期から使いたい人にとって「前シートも4か月から使用できる」というところは見逃せないのではないでしょうか。
なぜなら、他の2つはどちらも6か月からしか使用できないからです
そのため、6か月より前から使いたいという場合は、この3つの中では「二人でゴーDX」一択ということになります。
一方で、二人でゴーDXは
- 3つの中で一番重い
- 折り畳み時のサイズが大きめ
というデメリットがあります。
実は、ここでご紹介している横型ベビーカーもすべて含めてもダントツで一番重いベビーカーです。
そのため「車移動が多い」など、頻繁に持ち上げる機会がある場合には負担になる可能性があります。
くわえて、折りたたんだ時もあまりコンパクトにはならないため、車種によっては乗らない可能性もあるかもしれません。
しかし、普段のお散歩や近所への買い物などに使う程度で、車に乗せたりするような機会があまりないのであれば、価格も安くコスパの良いベビーカーだと思います。
これらのことをふまえると、二人でゴーDXはこのような人におすすめです。

- 出来るだけ早い時期から使えるものが良い
- 徒歩移動がメイン
- なるべく費用を抑えたい
反対に、おすすめしないのはこんな人です。

- 車移動が多いので重いベビーカーだと負担
- 折りたたんだ時にコンパクトなものが良い
よりスリムな縦型なら【コサット シャッフル】

(サイズ)幅51 全長100 高さ113
(折り畳み時)幅120 全長37 高さ39
(本体の重量)12.5㎏
(対応年齢)1か月~4歳【前6か月~ 後1か月~】 2人で30㎏まで
(リクライニング角度)前110度固定 後100~180度
(自立)自立しない
(荷物収納)あり
- 横幅51㎝で3つの中で最も幅がコンパクト
- ハンドルから前輪が一直線に繋がったストレートフレームで操作がしやすい
- 重量は12.5㎏と3つの中で2番目に重い
- 前シートは角度が固定でリクライニング出来ない
コサット シャッフルはイギリスの厳しいテストを合格した縦型双子用ベビーカーです。
コサットシャッフルの特徴は「横幅がスリムであること」「ストレートフレームで操作しやすい」ということです。
さらに、デザインも海外ならではのカラフルなものになっています。

コサットの1点目の特徴として縦型3つの中でも最もスリムということがあげられます。
もっとも、横型に比べて幅が狭いのは当然なのですが「狭い場所をよく通る」という人にとっては、よりスリムなもののほうが操作も快適かと思います。
そのため、比較するときのポイントの一つにもなるのではないでしょうか。
2点目に、操作性です。
コサットは、横型も縦型も「ハンドルから前輪が一直線に繋がったストレートフレーム」という構造になっています。
一般的に、縦型は前方が見づらく操作性がイマイチという印象なのですが、このストレートフレームを使用することでハンドルの力がそのまま前輪に伝わり、操作性が良くなっているそうです。
そして、横型のコサット同様に付属品がたくさんついているのもコサットだけの特徴です。
一方で、コサットのデメリットは
- 本体が重い
- 前シートの角度が固定
です。
というのも、コサットは縦型の中でも2番目に重いため、軽いものを探している人には不向きかもしれません。
しかし横型のコサット同様、イギリスのベビーカーの安全基準によるものであり「本体が重いぶん安定性がある」ことから、デメリットばかりでもないと言えます。
そして、前シートの角度が固定であることについてです。
この「角度が固定」というのは、通常時は問題ありませんが子供が寝た時に影響してきます。
その理由は、寝てしまったときに後ろに倒せないとなると横に倒れてしまうことがあるからです。
例えば、大人でも車のシートを倒さずに寝ようと思うと、そのまま正面を向いて寝るのは難しく横にもたれるように寝る形になる人がほとんどだと思います。
それと同じように、前に座る子はその体勢で寝ることになるので、後部座席の子よりちょっと寝づらそうに見えるかもしれません。
とはいえ、子供は本当に眠い時はどんな体勢でも寝てしまいますし「毎回乗るたびに寝る」ということもないはずなので、それほど重要ということもないと思います。
そのため、万が一寝てしまった時の対策として「頭の横にクッションを挟めるようにする」などと、何かしら工夫をしてあげれば大丈夫なのではないでしょうか。
以上のことから、コサットがおすすめなのはこのような人です。

- 出来るだけ横幅がスリムなものが良い
- 専用の付属品で揃えたい
一方、こんな人はコサットが不向きかもしれません。

- 軽量のものを探している
- 少しでも前シートがリクライニングするものが良い
縦型ベビーカーのまとめ:重さと価格がポイント
上記のことから、縦型ベビーカーそれぞれの特徴がわかっていただけたと思います。
エヴァライトデュオは……
- 価格が安く3つの中で最も軽い
- 大きな幌で夏場も安心
二人でゴーは……
- 低価格で4か月から使用可能
- 色々な乗り方が出来て飽きずに長く使える
コサットは……
- 3つの中で最も高いけれどまとめて付属品が揃う
- よりスリムな作りが良い人向け
そもそも、縦型を検討している人は「横型ベビーカーは幅があって邪魔になりそう……」など横幅がないものが良いという理由から縦型にしようと考えている人が多いのではないでしょうか。
そのため、横型に比べると縦型は当然すべて幅がスリムなものなので「重要視すべきは重さと価格」かなと考えます。
私がこの3つの中で選ぶとしたらカトージのエヴァライトデュオを選びます。
なぜなら、幅より軽いことを重視したいと思うからです。
というのも、実際に子供が乗った時のことを考えると総重量が重ければ重いほど操作性が悪くなります。
そのため、ベビーカー自体が軽いエヴァライトデュオなら一番使い心地が良いと考えます。
さらに、車移動で乗せ降ろしするとなれば「エヴァライトデュオ一択」です。
- 二人でゴーは重さの点で×
- コサットは前シートのリクライニングしないという点で△
- 重さ・性能など総合的にエヴァライトデュオが〇
という評価です。
もしも、この3つのベビーカーの価格がすべて同じだとしても、私ならエヴァライトデュオにします。
それは私にとって「本体が軽いことが重要」だからです。
このように、自分にとって重視するところを一番に考えることをおすすめします。
どのベビーカーもそれぞれに良い点があるので、きちんと特徴を知ったうえで購入すれば大丈夫ですよ。



自分と双子にとってベストな双子用ベビーカーを選ぼう!
双子用ベビーカーは縦型でも横型でも「大きくて邪魔にならないかな……」と心配になりますが、ここでご紹介した通りコンパクトで操作性のよいベビーカーもたくさんあります。
もちろん、その中で安いものから高額なものまであるとはいえコストがかかることは変わりません。
しかし、お出かけ以外にも双子育児では大変なことがたくさんあるので、便利な双子用ベビーカーを使って少しでもママの負担が減ると良いなと思います。
この記事を参考に、ぜひ自分と双子ちゃんにとって快適な双子用ベビーカーを見つけてくださいね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。