双子って二人で仲良く遊んでくれている時は可愛いし「二人で遊んでくれて楽~」と思う反面、毎日何度も喧嘩ばかりでイライラすることもありますよね。
そんな風に喧嘩ばかりだと「いったいいつになったら喧嘩しなくなるの!?」なんて考えることもあると思います。
ちなみに私の経験からですが、少なくとも中学生までは喧嘩がゼロになることはありません!
けれど、双子たちが成長するにつれて頻度や内容は少しずつ変化します。
もちろん子供の性格などもありますが、2歳頃から幼稚園の間くらいまでがピークかと思います。
実は、私も娘たちが小さい頃は「毎日同じような喧嘩ばっかりいつまで続くの?!」と思っていました。
当時は、通りすがりのおばさまから「双子だと一緒に遊んでくれるからいいね~」なんて言われたりしたけれど
(いやいや!その代わり喧嘩もすごいんですけどね!)
と心の中で反論したい気持ちでいっぱいでした。
しかし、娘たちが中学生になった今、振り返ってみると「そりゃ小さいうちに喧嘩するなんて当たり前か~」と思います。
とはいえ、当時は毎日育てることだけに必死でそんな風に思えるような余裕はなく、イライラしてしまう自分自身にもストレスを感じていたのも事実です。
そこで、当時の私のように「双子の喧嘩にイライラしている」という人に
「喧嘩するのは双子だけじゃないよ」
「頑張りすぎなくて大丈夫!」
ということを伝えたくて双子の喧嘩を振り返って私が感じたことやイライラした時に試したことなどをご紹介したいと思います。
- 喧嘩ばかりの双子にイライラしている
- 年齢別の喧嘩の対処法が知りたい
双子だからって仲が良いわけじゃない

まず初めに、なんとなく双子のイメージって「いつも一緒で仲良くが良くて…」なんてことはないですか?私はそうでした。
そして「双子なのになんで仲良く出来ないんだろう」とか、なぜか双子というだけで仲が良いのは基本のように思っていました。
しかも、周りからも「双子ちゃんだから一緒に遊んでくれるんじゃない?」とか言われるので余計にそう思い込んでいたんだと思います。
でも兄弟でも喧嘩はするし、双子だからって喧嘩しないわけではありません。
なぜなら、一卵性だろうが二卵性だろうが、一人ひとり性格も違うから喧嘩したって当たり前だからです。
しかし、双子育児では毎日育てることだけに必死なことも多く、落ち着いてそんなことを考えている余裕がないこともあると思います。
だからこそ

双子ってこんなに仲悪いもの?

どうして双子なのに喧嘩ばかりするんだろう
と悩まずに
- 「兄弟喧嘩なんてあって当然」
- 「子供が二人以上いるならみんな悩むこと」
ということを意識して過ごしてみてください。
そう思うことで「双子なのに・双子だから」と【双子】ということに捉われることなく「一人ひとり違うんだ」と思えるようになっていくと思います。
もちろん、そう思えるようになったからといって、喧嘩が気にならなくなるわけではありません。
しかし「双子だから大変」なのではなく「兄弟喧嘩がある家庭ならみんな同じように悩む」ということがわかるだけでも、少し気持ちが軽くなるのではないでしょうか。
イライラするのは喧嘩のせいだけなのかを考えてみる

双子の喧嘩に悩んでいる人は多いと思いますが、イライラするのは喧嘩そのものが原因でしょうか。
もしかしたら、喧嘩そのものではなく他のことが原因でイライラするのかもしれません。
どういうことかというと、育児は何かと時間に追われることも多く「思うように家事が進まない」「スケジュールが狂う」ということにイライラしてしまうこともあると思うのです。
そのため、双子が喧嘩することによって家事の手を止めたり予定が変わってしまうことがイライラにつながっていないかを一度考えてみてください。
視点を変えてみる

もしも「思うように家事が進まない」「スケジュールが狂う」ということがイライラの原因だと考えられる時は、思うようにならない双子ではなく「家事」「予定」のほうを変えてみるのがおすすめです。
なぜなら、子供である双子が思い通りになることはまずないので、それなら視点を変えて自分がコントロールできることを変えるほうが早いからです。
具体的には
「洗濯物を干したいのに喧嘩の仲裁をしていてすぐに出来ない」
→洗濯機で乾燥までしてしまう
「ご飯を作ろうと思っているのに喧嘩で泣かれて作れない」
→冷凍食品などを常備しておく
など、逃げ道的な方法を作っておくのです。
そうやって「まあいっか」とあきらめられる方法があるだけで、少しは余裕を持つことができます。
その時「電気代がかかってしまう」「栄養がかたよってしまう」などの罪悪感は捨ててください。
たしかに、家計や子供の栄養を考えるのも大切です。
しかし、ママがイライラして怒っているより、簡単なご飯でも日々気楽に過ごしているほうが栄養をとることよりもよっぽど子供のために良さそうな気がしませんか。
それに、イライラするピークは2歳頃、長くても3歳くらいまでなので段々と楽になることも増えていきます。
そのため、それまでの間は「この時期は多少思うようにいかなくても仕方がない」と割り切ってしまうことをおすすめします。
結局、罪悪感を持っていたら次はそれが負担になってしまうので、今までこだわっていたことをもう一度見直して「これは手を抜いてもいいか」と思えることを探してみてくださいね。
最初はなかなか難しいことかもしれませんが、双子の気持ちを落ち着かせるよりは自分の意識をコントロールする方が結果的には楽なのではないでしょうか。
意外とみんな適当なことが多い

実は私自身、もともとはズボラな性格なのにも関わらず、なぜか育児や家事のことになると「きちんとしなくては」と思っていました。
そして、上であげたように思うように家事が進まなくて「〇時に寝かせたかったのに!」などと予定が狂うことにイライラしていました。
しかし、今になって思うのは
- 「多少寝かせる時間が遅くなっても怒らず過ごせば良かったな」
- 「ご飯を手抜きして気楽に過ごした方が楽だったかも」
ということです。
なぜなら、当時は周りのママがみんな「きちんと育児も家事もこなしている」と思っていましたが、実際はそうでもなかったからです。
というのも、私が出産した頃は周りの友人たちは子供がおらず、その後友人たちが出産した頃は私が転勤中でなかなか同じママ同士でゆっくり育児について話すことが出来ていませんでした。
そして、しばらく経ってから友人たちと育児について話してみたら、思っていたより「きちんとしていなかった」のです。
例えば、
「揚げ物は後片付けが大変だから買って済ませている」
「寝かせようと思っても寝ないから、危ないものだけ避けて勝手に寝るまで寝室で好きにさせてる」
なんてことを聞きました。
しかも、そう言っていた友人たちは、私よりも何かときちんとしないと気になる性格だったのです。
そのため「みんなきちんとしてると思っていたけど育児ではそんなこともないんだ」ということを知り、自分自身もそうやって上手く手を抜けばよかったなと思いました。
私のように、勝手な思い込みで自分を追いつめている可能性がある人は、自分が思っているよりももっと手を抜いて大丈夫かもしれませんよ。
結局は時間しか解決できない

これを言ってしまうと元も子もないのですが、結局イライラを解消できるのは「双子が成長する」という時間でしか解決できないことがほとんどです。
なぜなら、双子が成長すれば手もかからなくなりますし、そもそも喧嘩をすることも減って仲裁に入る必要もなくなってきます。
逆に言えば、時間が経てば自然とイライラも減るということです。
いずれにしても、時間が経つのを待つしかないのなら
- 手を抜かずに耐える
- 手を抜いてなるべく気楽に過ごす
のどちらかになるのではないかと思います。
それならば「手を抜けるところを抜いて気楽に待つ」ほうがマシじゃないでしょうか。
とはいえ、喧嘩をしている姿をみると「また始まった!」とイライラしてしまいますよね。
そこで、イライラを少しでも紛らわすために「双子がお昼寝中にママだけ美味しいものを食べる」など、隙間時間に「自分だけ特別」と思えることをして気分転換をするのも一つの手です。
きっと、普段は子供のことを優先していることが多いと思うので「自分だけ特別」と感じられる時間があると少しは気も紛れるのではないでしょうか。
そうやって、なにか小さな楽しみを作ることで自分の気持ちをうまく調和してイライラする時期を乗り越えていくのがいいんじゃないかと思います。
ちなみにママの気持ちを落ち着かせる方法についても書いているので、そちらも参考にしてみてください。
なるべく喧嘩を減らすための対処法【年齢別】

いつか落ち着く日が来ると言われても、やっぱり毎日のように喧嘩されると「なんとかならないの?」となりますよね。
そこで、対処法なんて言えるほどではないですが「うちはこんなことをしてたよ」ってことをご紹介します。
上手くいけばこれで乗り切れるときもあるかもしれません!
もしもなにか取り入れられそうなことがあったら試してみてくださいね。
【1~2歳前、まだ上手く話せない頃】

まだ上手く話せない時だと言い聞かせるのも難しいと思います。
そのため、それくらい小さい時は他のことに意識を向けさせたほうが早いかもしれません。
例えば、喧嘩して二人とも泣いていたら、どっちか一人だけサッと抱っこして「お茶でも飲もうか~」とかまったく別のことをさせてみてください。
すると、そうしているうちにもう一人もついてきて、喧嘩していたことを忘れ「仲良く二人でお茶を飲んでおしまい」という場合もあります。
もしくは、おやつやご飯の時間が近ければ何か食べさせてしまうというのもいいかもしれません。
もちろん毎回二人が一緒に泣き止むわけではないですが、一人ずつ順番にでも泣き止んだほうがちょっとイライラも減るのではないでしょうか。
そして、喧嘩の中でも手が出るような喧嘩については、叩かれたほうがかわいそうなこともあり「なんとかしたい」と悩む人が多いと思います。
しかし残念ながら、色々言ってもまだわからないことも多いので「だめだよ」と言って手が出そうな時だけは止めるの繰り返ししかありません。
といっても、段々と「怒られているのがわかってるな?」とこちらも子供の表情でわかってくるようになるので、その時はしっかりだめなことを伝えるのも大切です。
中には、ママの気を引きたくてわざとやったりすることもあるので加減が難しいのですが、成長に合わせて色々試してみてください。
やはり手が出るのは気持ちを言葉で伝えられないからというのが大きいと思います。
そのため、言葉で伝えられるようになるまでは大変な時期が続きますが、上手く双子の気持ちをそらしながら乗り切っていくしかありません。
この時期の喧嘩というとおもちゃの取り合いも多いと思います。
きっと、2人に「同じものを買ってあげたことがある」という人も多いんじゃないでしょうか。
とはいえ、毎回なんでも2つずつ買うのは無駄な気もするし、せっかく買っても飽きるのが早かったり興味を示さないこともありますよね。
そんな時はおもちゃのサブスクを利用してみるのも良いと思います。
トイサブ!は知育玩具の定額制レンタルサービスで、気に入ったおもちゃはそのまま継続してレンタルも可能ですし、お得な価格で買取も出来ます。
色々と購入して試すことを考えたら、無駄におもちゃが増えることがないサブスクがおすすめです。
【2~3歳頃】

これくらいから少しずつおしゃべりが増えてきて口喧嘩もするようになってくると思います。
それもママ自身に余裕がある時なら、ちょっとした言い合いくらいは「かわいいな」と思う日もありますよね。
しかし、双子たちが「ママ○○が~!」と一日に何度も訴えに来ると「また?!」とイライラしてしまうこともあるのではないでしょうか。
そんな時の「これ!」という解決法はないけれど毎回真剣に向き合わなくてもいいのではないかと思います。
なぜなら、段々いろいろな言葉を理解し始めていたとしても結局、何を言っても双子が納得することはほとんどないからです。
そのため、毎回向き合っていたらきりがありません。
とはいえ、「向き合わない」といっても無視をするのではなく、ママが子供の気持ちを受け入れてる姿勢を見せればいいということです。
例えば「○○(自分)がしたかったのに△△(相手)がしちゃった」と言われたら「そっかぁ、○○がしたかったんだね~」と同じことを返す感じです。
そして、その後に続けて何か言ってきてもまたそれを繰り返したり「そうなんだ~」と聞くことに徹して、子供が何も言わなくなるまで続けます。
仮に、向き合って「そっか、譲ってあげるのはだめかな?」とか「次にやればいいんじゃない?」などこちらの意見を言おうものなら「やだ!」とますますヒートアップしかねません。
それよりも、いったん相手への不満(愚痴?)を言いたいだけ言わせて、気持ちを受け止めてあげるほうが早く終わることが多いです。
それでも「忙しい時にそんな穏やかに返せない!」という気持ちもよくわかります。
しかし、毎回でなくてもいいので出来る時だけでも試すようにしてみてください。
そうして少しずつ試しているうちに、自然と返せる回数が増えていくはずです。
本当は気分転換に公園など外に連れ出すのも良いのですが、雨の日は出かけられなかったり、何よりママ一人で双子を連れ出すのは大変ですよね。
そんな時のために子供向け大型遊具レンタルのサブスクなどを利用して、ストレス発散させるのも良いと思います。
実際、私は一人で上の子(幼稚園児)と双子を連れて公園に行く気力がなくて、家の中に滑り台やボールプールなど大型遊具もたくさん置いてました。
というのも、外では危険も多いし周りに迷惑をかけないかが気になって、好きなようにさせられなかったからです。
一方、家の中なら兄妹だけなので好きなようにやらせてあげることが出来て、私はただ見ているだけで楽でした。
むしろ「ママもお邪魔しまーす」とボールプールの中に入っていれば、ママを埋めようとキャッキャと勝手に楽しんでくれたりします。
けれど、大型のものは使わなくなった時の処分が大変で「レンタルだったら楽だっただろうな~」と思いました。
このご時世でおうち時間が多く、双子もストレスが溜まって喧嘩になることもあると思うので、こういった体を動かす遊びでストレス発散させてみるのも良いかもしれませんね。
▼大型遊具のサブスクを見てみる
【3~5歳頃】

この年齢だと、保育園や幼稚園に行き始める子も多い頃だと思います。
となると、幼稚園などに通い出して子供も集団生活に馴染もうとしている時期です。
一見、楽しそうに通っているように見えたとしても、もしかしたら子供なりに不安でも頑張っている部分があるかもしれません。
すると、子供もストレスが溜まり「何でも言える相手(相方)」にはきつく当たってしまうことも考えられます。
そのため「外で頑張っている分、家の中ではストレス発散のように喧嘩してしまうのかも」と考えれば、ママのイライラも少し減るのではないでしょうか。
一方で、集団生活が始まり家族以外との関わりによって成長するところもあると思います。
仮に喧嘩をしたとしても、手が出ることが減ったり親が間に入らなくても仲直り出来たりする時もあると思います。
そのような時には「ちゃんと仲直り出来たね」「仲良く遊んでくれて嬉しい」などと伝えてあげることをおすすめします。
そうすることで、双子たちもなるべく喧嘩しないようにする方法を考えていくからです。
もちろん、喧嘩しないことは難しいですが徐々に「話し合いで何とかしよう」とする光景が増えてくるはずです。
それは双子が成長している証拠だと考えて、たとえちょっと言い合いになっていても見守ってあげるのが良いと思います。
もしどうしてもおさまらなければ、いったん物理的に離してみると親が気づかないうちに自然と仲直りしていることもありますよ。
あまり大きな声で言えませんが私はイライラに耐えられず、喧嘩をおさめるために動画を見せたことも何度もあります。
きっと、すでにYouTubeを見せたりしている人も多いのではないでしょうか。
もちろん、ストレスを溜めるくらいならそれも全然悪くないと思いますし、見せている人もたくさんいます。
しかし、あまり見せすぎると動画に慣れてしまいここぞという時に使えなくなってしまうので「伝家の宝刀」的な形で活用するのが良いと思います。
もしも、すでにYouTubeでは飽きてしまっているという場合はU-NEXTやAmazonプライムビデオなどでしか見られない動画なら「見たい!」となり喧嘩をおさめられるかもしれません。
その際は「これが終わったらおしまいだからね」と初めに約束してから見せるようにしないと「伝家の宝刀」ではなくなってしまうので要注意です。
【小学校低学年の頃】

小学生になると叩いたり暴力的な喧嘩はだいぶ減りますが、まだまだ感情的になってしまうことも全然あると思います。
その内容は、よくある普通の兄弟喧嘩みたいなこと(テレビの取り合いとか)が多いのではないでしょうか。
しかし、揉め事が起きてもこちらも「自分たちでどうにかして~」となりますよね。
とはいえ、二人で言い合っているのを聞いていると「うるさい!」と言いたくなるので、ママはどこかへ避難して静かになるのを待つか「別の部屋でやって」と双子を移動させてしまえば良いと思います。
【小学校高学年の頃】

この頃になると、喧嘩もだいぶ減っているのではないでしょうか。
もちろん「何もなく毎日平和♪」というのは少ないでしょうが、親も段々と「またやってるわ~」くらいに思えるようになってきていると思います。
そのため、喧嘩していることはあったとしても、ママが悩むほどの喧嘩はないかもしれませんね。
まとめ:喧嘩が多いのは幼稚園頃までがピーク

双子の喧嘩はいつまで続くのか、中学生までを振り返ってみた結論としては……
「ずっと続く」です。
しかし、ピークとしては幼稚園ごろまでが一番多く、小学生になってからはこちらが止めに入ったりイライラするほどの喧嘩は少なくなっていきます。
もしも喧嘩しかしていないようなら心配ですが、仲良く遊んでいる時間もあるのであればいずれおさまる時が来ます。
とはいえ、双子に限らず子供が喧嘩をしている様子を見ているのはイライラしてしまうと思います。
しかし、そんな時は「子供なんて喧嘩するもの」と割り切るのがおすすめです。
それでもイライラしてしまうときは、
- 手抜き出来ることはないか考える
- 小さな楽しみを作る
など、子供を変えようとせず別のことで対処して乗り切っていくのが良いと思います。
余談ですが、我が家の娘たちは中学生になってからも、朝の準備で鏡を取り合ったり大きな声で言い合いをしてる時もあります。
でも思春期の今、親にも友達にも言いにくい話を二人でしてるようで、そんな時は「最強の味方だな」とも思います。
やはり、たくさん喧嘩していても双子ならではの絆みたいなものもあるんじゃないでしょうか。
そういったことから、今はまだ双子が小さくて「喧嘩ばかりしている」という人も、仲良く遊んでいる時もあるのなら将来的には何でも話し合える味方になるかもと期待して良いんじゃないかなと思います。
とはいうものの、毎日の喧嘩を目の当たりにしていると「双子っていつまでこんなに喧嘩するの!?」と途方に暮れてしまうこともあると思います。
そんな時に、この記事でご紹介したことが少しでも参考になると嬉しいです。