幼稚園や小学校でのクラス分け問題、双子を同じクラスにするか別々にするか迷っていませんか?
というのも、誰かに聞いてもネットで調べてもいろんな意見があるから悩んでしまいますよね。
実際、私も「離して心細い思いをしたらかわいそうかな」「一緒にするとずっと2人で過ごしちゃうかも」などと悩みました。
結論からいうと、どちらにしてもそれほど大きな問題はないです。
なぜなら、よっぽど双子たちがお互いに依存していない限りは、同じクラスであってもそうでなくてもそれぞれにメリット・デメリットがあるからです。
これは一例になりますが、我が家の双子の娘たちは小学校の同級生にも双子の子がいました。
そして、うちの娘たちは低学年は同じクラス、その子たちは入学時からずっと別々のクラスでしたがどちらも特別大きな問題があったことはありません。(同じ双子ママ同士だったので時々会うとお話していました)
そのため、どちらであっても子供は順応していくのだろうなと感じました。
しかし、どちらでも大丈夫と言われても「みんなどうやって決めているのかな?」などと気になると思います。
そこで、実際に私が感じたそれぞれのメリット・デメリットや「どのようにしてクラスを決めてきたか」などをこの記事でまとめてみました。
双子のクラス分けについて悩んだ時の参考にしていただければと思います。
- 双子を同じクラスにした時と別々のクラスにした時の、それぞれのメリット・デメリット
- 実際に双子のクラス分けの時に考えたポイント
親の考え、双子の様子は?

双子たちに対して「たくさんお友達を作ってほしい!」「それぞれに得意なことを見つけてほしい!」など親の考えもあると思います。
もし、親が双子たちそれぞれの個性を伸ばしていきたいなと考えるのであれば、別々のクラスをおすすめします。
なぜかというと、これまではお互いに相方の様子を見ながら行動してきた双子たちが別々のクラスになり離れることになると、なんでも一人で決めて行動しなくてはならないため自立心が芽生えやすくなるからです。
けれど中には「成長してほしい気持ちはあるけれど、ずっと2人一緒だったから心配」という人もいると思います。
たしかに2人一緒であれば、親も子も安心感は大きいです。
しかし普段から別行動が多かったり、あまりお互いに依存していない様子なら別々になってもそれほど心配はいりません。
なぜなら、初めこそ慣れるまでは寂しそうに見えたりするかもしれませんが、意外とすぐに溶け込むことが多いからです。
そのため「離れることに不安感が強すぎて通えなくなってしまいそう」という以外は子供は順応性があるので、どちらを選ぶにしてもそこまで深く考えなくても大丈夫です。
- 普段、双子が常に一緒に行動しているのか
- 双子たち本人が、離れることに強い不安感をもっていないか
をポイントに、親の気持ちと合わせてどちらが良さそうかを考えてみることをおすすめします。
同じクラスの場合のメリット・デメリット

同じクラスでの一番のメリットは親の負担が少なく安心感があること、デメリットはそれぞれの交友関係などが広がりづらいことです。
他にもいくつかあげてみます。
- 保護者会や参観日にクラスを行き来しなくて済む
- 運動会などで見つけやすい
- 個人懇談では二人分まとめて話が出来る
- 双子それぞれから園や学校での相方の様子を聞ける
- 子も親も安心感がある
- 双子ということがわかると周りの子から話しかけられることも多く、仲良くなりやすい
- 宿題や提出物などのチェックがしやすい
- 親も参加型の行事なども一緒に出来る
- 双子だけの世界になって他の子との関わりが減ってしまうことがある
- 周りから比べられがちになる
- 家以外でもずっと一緒にいることで喧嘩が増えることもある
- 一卵性などそっくりだと間違われることがある
別々のクラスの場合のメリット・デメリット

別々のクラスの一番のメリットは、やはり双子それぞれが成長する機会が増えることではないでしょうか。
逆にデメリットとしては、それぞれのクラスのこと(宿題や持ち物など)を親が管理するのが大変という点です。
- それぞれに友達が出来ると、そこからお互いの友達とも仲良くなったりと交友関係が広がることがある
- 何かと比べられる機会が減る
- それぞれが相方に頼らず自立心が出る
- 普段から喧嘩が多い場合は、離れることで減ることもある
- 忘れ物をした時に貸し借りが出来る
- 個人懇談で先生の方針の違いなどを知ることが出来る
- 人見知りが強い、引っ込み思案な性格の場合、急に一人になることでなかなか馴染めないこともある
- 保護者会や参観日はクラスを行き来したりすることになるので忙しい
- 宿題や提出物などクラスごとで違うことを把握するのが大変
- 運動会などで場所が離れていると写真などが撮れない
- 運動会や合唱コンクールなどのクラスごとに順位を競うものだと、負けたほうが落ち込む場合がある
保育園や幼稚園のクラス分けは大人目線で決める

保育園や幼稚園は生まれてから初めての集団生活なので、親子ともに心配や不安が大きいと思います。
仮に、双子たちが「絶対に一緒じゃなきゃいや!」というのであれば、ほとんどの親御さんは迷わず「じゃあ……」と一緒のクラスにすると思います。
しかし、双子たちに聞いても「どっちでもいい」「よくわかんない」などと言われると、きっと迷う人が多いのではないでしょうか。
そんな時は、園の先生や同じ双子の親御さんからの話を参考に大人目線で選択することをおすすめします。
なぜかというと、親は我が子しか見たことがないですが園長先生やベテランの先生たちは双子の子を何人も見てきていますし、プロの客観的な意見で親でも気づいていなかった双子たちの傾向などを教えてもらえるかもしれないからです。
そのように、先生たちや先輩方の話を聞いたうえで、いつも一番近くで見ている親御さんが判断したのならきっと大丈夫です。
それに実際に通うことになる園の行事や、一日のスケジュールなどを把握しているからこそのメリット・デメリットも知っているはずなので、ぜひ一度入園前に聞いてみると良いと思います。
下記のことから、幼稚園では一旦同じクラスにすることにしました。
- 二人とも大人しく消極的な性格
- 二卵性なのでそっくりというほど似ていなかった(同じクラスでも見分けがつきやすい)
- お互いの出来ること、出来ないことがバラバラだった
- 入園する幼稚園に一人も友達がいなかった
- どちらもちょっとしたことですぐ泣くタイプだった
- お揃いのものや同じことをするのが好きだった
正直2人でいることも多かったですが、他に双子の子がいなかったこともあり、周りの子から話しかけてくれて色んな子と仲良くなれました。
また、どちらかが困って泣いていても相方が先生に伝えてくれたりと助け合い、園では楽しく過ごすことが多かったからか一度も「行きたくない」と言うことはありませんでした。
ちなみに、参観日で親と一緒に工作をする時間などがあってもクラスを行き来する必要がなく、親側も困ることがなかったです。
小学校のクラス分けは本人たちの意見も聞いてみる

小学生になる頃には園での経験もあり、集団生活の中での双子の様子もなんとなくわかってくると思います。
そんな中、親の負担を考えれば同じクラスが楽なのですが、双子たちにとっては学年が上がれば上がるほど別々のほうが過ごしやすそうな印象です。
なぜかというと、園生活と小学校で大きく違う「勉強」が関わってくるからです。
例えば、学力や運動などであまり差がなければいいのですが、二人が揃うとどうしても比べられてしまう機会が多くなります。
もちろん、別々のクラスでも双子だと知られていれば時々話題に出たりはするのですが、それでも同じクラスにいるよりかは頻度は減ります。
仮に、比べられても競争心のある子たちならいい刺激になるかもしれません。
しかし、比べられること自体を嫌がる子もいるので、やはりこれまでの双子の性格をよく見て決めるのが良いのではないかと思います。
また、親は宿題を別々で見たり保護者会で行き来したりと何かと負担があるように感じますが、どちらのクラスの様子も知ることが出来ると思えばメリットでもあります。
いずれにしても、小学校は6年間ありますしクラス替えのタイミングで毎回変更出来るかどうかを学校に確認しておくことをおすすめします。
入学時は下記の理由から同じクラスにしましたが、途中からは学校の勧めもあり別々のクラスになりました。
- 毎年クラス替えがある
- 学校からは3年生頃からは別々のクラスを推奨しているものの、毎年希望を聞いてもらえた
- 幼稚園から同じ小学校に上がる子が異性の子1人しかいなくて馴染めるか不安だった
- 本人たちが同じが良いと言った
- 上の子がいたため、参観日などが被った時に親が3クラスを行き来することになると1人あたり10分ずつくらいしかなく何かと親の負担が大きい
- 幼稚園の頃から、同じクラスでも慣れてくると別行動する時があった
ちなみに、クラスが分かれる時には上の子が卒業し学校生活にも慣れていた頃だったこともあり、親子ともにタイミングが良かったなと思っています。
しかし、クラスが分かれてからの参観日で発表のタイミングが重なり「一人見逃した!」というハプニングもありました。
中学校のクラス分けは別々になることがほとんど

中学生ともなれば、学校からも「別々で」と言われることが多いと思います。
しかし、よっぽどの理由がなければ別々になるとしても、親も子もそれほど悩むこともないのではないのではないでしょうか。
もしも、なにか事情があり「一緒にしてほしい」などの希望があれば学校側に相談すれば対応してくれるはずなので、入学やクラス替えの前に相談しておくことをおすすめします。
中学は、ほぼ強制で当然のように別クラスになりました。
とはいえ、小学生の途中から別クラスだったこともあり、親側もそんなに気にしていませんでした。
ただ、娘たちの学校は三つの小学校が集まるため人数が多くなり、クラスの女子に「一人も同じ小学校の子がいない!」ということがありました。
その際には、もともとの消極的な性格は変わっていないせいか、初めはなかなか馴染めずに「このまま一年ぼっち生活かもしれない…」なんて言ってました。
しかし、一学期の終わりごろには普通に話せる子が出来はじめ、今では問題なく過ごしています。
ちなみに、中学校になってから同じ学年に双子の子が他にも何組かいるようですが、やはり全員別クラスです。
中学生にもなれば、よっぽどの理由がない限りは別になることがほとんどのようです。
まとめ:小さいうちは親が決め、成長に合わせて双子の意見を聞くのがおすすめ

幼稚園などで初めてのクラス分けの場合、早いうちから双子の自立を促したいのであれば別々のクラスがおすすめです。
もちろん、兄弟がいたり家庭の事情などもあるので、親の負担を考えて同じクラスにするのも間違いではありません。
そもそも、離すことが不安だったり難しい場合は同じクラスにしてあげると双子たちも安心感があって馴染みやすいはずです。
実際、まだ小さいうちは双子たちに意見を聞いても「よくわからない」ということが多いと思うので、親から見た二人の様子で決めて大丈夫だと思います。
そして、成長するにつれて本人たちの意見を聞きながら、クラス替えのタイミングで変えるというのが一番良いのではないでしょうか。
ちなみに、うちの娘たちは今でこそ「同じは嫌」と言ってますが、小さい頃はよくお互い助け合う場面がちょこちょこあったようです。(先生談)
それでも今、お互いに依存しているようなことはありません。
そのため「クラス分け一つでそんなに大きな影響はないんじゃないかな」と感じています。
言ってみれば双子たちが園や学校で楽しく過ごせることが一番なので、この記事でご紹介した色んなメリット・デメリットなどを参考に、親にも子にも良い選択ができることを願っています。
仮にどちらを選んだとしても、子供は順応性があるのできっと大丈夫です!
最後まで読んでいただきありがとうございました!