「少しでも節約したい」
シングル家庭なら、一度はそう思ったことがありますよね。
私自身、これまでたくさんの節約術を試してきました。
食費を見直したり、スマホ代を安くしたり、100円ショップを活用したり。
でも実際にやってみると、「これは効果あった!」と感じたものもあれば、「頑張るわりにあまり意味なかったな…」と思ったものもあります。
ネットやSNSにはたくさんの節約術が紹介されていますが、それが必ずしもシングル家庭に合うとは限りません。
仕事、家事、育児を一人でこなしていると、お金だけじゃなくて時間や心の余裕も大事だからです。
今回は、私が実践している節約方法や、逆にわが家には合わなかった節約方法、そして節約以上に効果を感じたことについて、正直にまとめてみました。
シングル家庭の節約、まず大事にしたい3つのこと

シングル家庭は、家計を支えるのも、家事をするのも、子どものことを考えるのも基本的に一人です。
だからこそ、ただお金を減らすだけの節約では長続きしないんですよね。
私もいろんな節約を試してきましたが、「安くなれば何でもいい」という考え方ではうまくいきませんでした。
節約は家計を楽にするためのものなのに、無理しすぎて疲れたり、子どもとの時間が減ったりしては本末転倒です。
まずは、私がシングル家庭の節約で大切だと思っていることを紹介します。
お金と同じくらい、時間も大事
節約というと「いくら安くできるか」に目が向きがちですよね。
でもシングル家庭の場合、お金と同じくらい大切なのが時間です。
数十円安い商品を求めて何軒もスーパーを回ったり、ポイントのために複数のアプリを管理したりする方法は、確かに節約になるかもしれません。
ただ、そのために疲れてしまったり、家でゆっくりする時間が減ったりするなら、本当に得なのかは考える必要があります。
私も以前はスーパーをはしごしていましたが、移動時間や疲労感を考えると、そこまで大きな節約になっていないことに気づきました。
節約はお金だけじゃなく、時間とのバランスも大切だと感じています。
無理な節約は続かない
節約は短期間だけ頑張るものではなく、長く続けることが大切です。
食費を極端に削ったり、欲しいものを全部我慢したりすると、どうしてもストレスがたまります。
私自身も「今月は絶対にお金を使わない!」と気合いを入れたことがありますが、結局反動で余計な買い物をしてしまったことも…。
無理して続かない節約より、「これなら続けられそう」と思える節約の方が、結果的には効果が大きいと実感しています。
子どもとの時間を削る節約は本末転倒
節約を頑張るあまり、子どもとの時間や自分の余裕がなくなってしまうのは避けたいところです。
家計を守ることは大切ですが、そのために毎日余裕がなくなってしまっては意味がありません。
節約は家族が安心して暮らすための手段。
お金を残すことだけを目的にせず、子どもとの時間や自分自身の心の余裕も大切にしたいと思っています。
やってよかった節約術

ここからは、私が実際に続けている節約方法を紹介します。
どれも特別なことではありませんが、無理なく続けられて効果を感じているものばかりです。
家庭によって合う・合わないはあると思いますが、参考になれば嬉しいです。
食費は量を減らすんじゃなく、妥協できるラインを見つける
食費は家計の中でも大きな割合を占めます。
だから削りたい気持ちはあるんですが、私は食べる量を減らす節約はおすすめしません。
子どもにはしっかり食べてほしいですし、自分自身の健康も大事だからです。
そこで私が意識しているのは、妥協できるラインを見つけること。
例えばわが家では、はちみつは国産にこだわらずアルゼンチン産なども購入しています。
牛丼や炒め物など味が濃くニオイが気になりにくい料理に使う牛肉は、外国産を選ぶこともあります。
味噌やみりん、めんつゆなどの調味料も、無理のない範囲で価格帯を見直してみました。
周りの友人やママ友から「国産しか買わない」「安いものはおいしくない」という話を聞くこともあります。
以前の私は、そういう話を聞くたびに「やっぱり国産じゃないとダメなのかな」と気になっていました。
でも家計の状況は家庭によって違います。周りの価値観に合わせて無理をする必要はないんですよね。
子どもがしっかり食べられて家計も回るなら、それで十分だと思っています。
食材を無駄にしない工夫をする
食費の節約で意外と大切なのが、安く買うことより捨てないことです。
わが家ではとにかく冷凍を活用しています。
肉やきのこ類は使い切れない分をすぐ冷凍。忙しくて下処理をする時間がない時は、最初から冷凍野菜を購入することもあります。
冷凍ほうれん草や冷凍かぼちゃ、冷凍ブロッコリーなどは、必要な分だけ使えるのでとても便利です。
また、特売だからといって大量買いもしません。
キャベツが安くても使い切れなければ意味がないので、場合によっては1玉より半玉を買った方が節約になることもあります。
さらに、買い物前には1週間分の献立をざっくり考えるようにしています。
細かく決める必要はありませんが、今週は何を作るかをある程度考えておくだけでも無駄買いがグッと減りますよ。
格安SIMやサブブランドに変えてみる
スマホ代は固定費なので、一度見直すと節約効果が続きます。
ただし、契約する時は注意も必要です。
一見安く見えても、オプション加入が条件だったり、一定期間後に割引が終わったり、セット割が前提だったりすることがあります。
「今いくらか」だけじゃなく、割引が終わった後はいくらになるのかまで確認しておくのが大事です。
一時的な安さだけで契約すると、後から「思ったより安くなってなかった」となることも…。
服はシーズン終わりのセールを狙う
最近はファストファッションのお店も増え、手頃な価格で服を買えるようになりました。
それでも「たまには少し質の良い服が欲しい」「長く着られるものを選びたい」と思うこと、ありますよね。
私はそんな時、シーズン終わりのセールを狙うようにしています。
今すぐ着るためではなく、次のシーズンに着ることを前提に購入することで、定価では手が出しにくい服もお得に手に入ることがあります。
その際に意識しているのは、
- シンプルなデザイン
- 来年も着られそうな服
- 多少体型が変わっても着られるサイズ感
を選ぶことです。
流行を強く取り入れた服は、翌年には着づらくなることがあります。
流行はファストファッションで少しだけ取り入れて、ベースとなる服は長く着られるシンプルなものを選ぶ方が無駄が少ないと感じています。
また、仕事が私服の場合は「服の制服化」もおすすめです。
定番のコーディネートを決めておくと、買い替えのペースが安定して無駄な買い物も減らしやすくなりますよ。
日用品は「100円だからお得」とは限らない
シングル家庭にとって、100円ショップはとてもありがたい存在です。
ただ、100円だからお得とは限らないということも意識しておきたいところです。
何となく買っていると意外と出費が積み重なりますし、商品によっては他のお店の方がお得なことも。
例えば保存バッグ(ジッパー付き袋)は、100円ショップとドラッグストアのプライベートブランド商品を比べてみると、内容量や品質を考えるとドラッグストアの方が安いことがあります。
トイレットペーパーやティッシュも、ドラッグストアのプライベートブランドの方がコスパが良いケースは少なくありません。しかも日本製の商品もあり、品質面でも安心感があります。
一方で、100円ショップが役立つ場面もたくさんあります。
わが家では、雑巾・台所用スポンジ・布巾・タオルなど、消耗が早く頻繁に交換したいものは100円ショップを活用しています。
家電は安さだけで選ばない
反対に、「すぐ壊れると困るもの」や「長く使うもの」は慎重に選ぶようにしています。
安価な商品は壊れやすかったり、耐久性が低かったりすることがあります。
使えなくなって買い直すことになれば、結果的に余計な出費になってしまいます。
特に家電製品は注意が必要です。
聞いたことのないメーカーの商品は、故障した時のサポートが十分でなかったり、保証が受けられなかったりすることも。
実際に私は、以前安価なオートディスペンサーを購入したことがあるんですが、すぐに充電できなくなってしまいました…。
その後、日本メーカーの商品に買い替えたところ、今でも問題なく使えています。
節約で大切なのは一番安いものを買うことではなく、長く使えて本当にお得なものを選ぶこと。
価格だけを見るのではなく、品質や耐久性、安全性も含めて判断することで、安物買いの銭失いを防ぎやすくなると思います。
やってみたけど、わが家には合わなかったこと

ネットやSNSでよく見かける節約術の中には、実際に試してみたものもたくさんあります。
効果を感じたものもありましたが、わが家の生活スタイルには合わなかったものも正直ありました。
節約方法に正解はないので、「これは無理にやらなくていいかも」と感じたものを紹介しますね。
断捨離をしまくる
SNSでもよく見かける断捨離。必要なものが把握しやすくなって無駄遣いが減る、というのは確かにわかります。
ストックしてあるものを把握できていないと、まだあるのに買ってしまった…なんてことも起きますよね。
ただ、なんでも断捨離すればいいかというと、わが家の場合はそうでもありませんでした。
「必要になったらまた買えばいい」が簡単にできないのがシングル家庭のリアルで、勢いで捨てすぎると「あれ、取っておけばよかったかも…」となることが出てきてしまって。
今は、絶対いらないものだけ処分して、迷うものは一旦別で保管するようにしています。それで2回「やっぱりいらないな」と思ったら処分、というくらいのペースがわが家にはちょうど良かったです。
例えば、新品だけど劣化して使えないものや、サイズアウトした子供服なんかは譲ることはあっても着ることはありませんよね。
それくらい必要のないものは処分で良いと思います。
百均の商品でも「100円だからまた買えばいい」って、余裕があるからこそ言えることだと思っています。
必要なものを把握したい場合は、断捨離よりもまずは整理整頓から始めてみるのがおすすめです。
封筒で家計管理
予算を決めて封筒に現金を小分けにして管理する方法。視覚的にお金の残りがわかるので、節約術としてよく紹介されていますよね。
ただ、キャッシュレス派の私にはどうしても合いませんでした。
そもそも現金を下ろしにATMまで行く時間がもったいないと感じてしまって。うっかり引き出すのを忘れれば手数料がかかる可能性もあります。
仕事・家事・育児をこなしながらATMに寄る時間を作るのが、思った以上に手間でした。
時間に余裕がある方には向いているのかもしれませんが、働いているシングルマザーにはちょっとハードルが高かったです。
お風呂の残り湯を洗濯に使う
ネット上で節約術としてよく紹介されていますが、わが家には合いませんでした。
残り湯を使うと、すすぎを水道水にしていても洗濯物の臭いが気になることがあったからです。
結局洗い直すことになれば、水道代も洗剤代も余計にかかります。
今はすすぎ1回で済む洗剤を使い、最初から最後まで水道水で洗っています。おしゃれ着については、すすぎ不要タイプの洗剤も活用しています。
「みんながやっているから」ではなく、「自分の家庭で本当に節約になっているか」を基準に考えることが大事だと実感しました。
サブスクをとにかく解約する
節約術としてよく紹介されるのが、不要なサブスクの見直しです。
使っていないサブスクがあれば解約した方がいいのは確かです。でも私は「サブスクは全部解約した方がいい」とは思っていません。
大切なのは、本当に使っているかどうかです。
わが家ではAmazonプライムを利用しています。ネットショッピングで送料がお得になりますし、子どもたちはプライムビデオをよく見ています。
Amazon Music Unlimitedも家族で毎日のように使っているので契約しています。
もしこれらを解約してしまったら、別のサービスを利用したり、配送料がかかったりすることになるかもしれません。
そう考えると、わが家の場合は節約になるかどうか以前に、不便になってストレスが溜まってしまうと思います。
「サブスクだから解約する」のではなく、「その金額以上の価値を感じているか」で判断するのが大事だと思っています。
家庭菜園で食費を浮かす
ミニトマトやハーブなど、簡単に育てられると紹介されているものも多いですよね。
ただ、野菜って意外と手間がかかります。
水やりのタイミングや日当たりを気にしないといけなかったりで、うまく育てられないと道具を揃えた分だけ無駄になってしまいます。
子どもと一緒に植物を育てることを楽しむ目的なら全然ありだと思います。
でも食費を浮かすためだけに始めると、忙しいシングルマザーには向いていないかもな…というのが正直なところです。
ただ、豆苗の再生栽培だけは別。ほとんど手間も費用もかからないので、よく食べるという家庭ならおすすめです。
節約と一緒に考えたいこと

節約というと、とにかくお金を使わないことをイメージしがちです。
でも実際には、使える制度やサービスを上手に活用することで、無理に我慢しなくても家計の負担を減らせることがあります。
自治体の制度や無料イベントを活用する
自治体によっては、ひとり親家庭向けのレジャー支援制度があります。
テーマパークや宿泊施設などを割引価格で利用できることもあるので、一度調べてみるのがおすすめです。
広報誌や自治体のホームページには無料イベントが掲載されていることもあります。お金をかけなくても親子で楽しめる機会は意外とありますよ。
外食は誕生日特典を活用する
普段は外食を控えていても、誕生日くらいは外で食事を楽しみたいですよね。
そんな時は、お店のアプリや公式サイトに家族全員分の誕生日を登録しておくのがおすすめです。
誕生日クーポンは通常より割引率が高かったり、特典内容が豪華だったりすることがあります。利用する前にアプリや公式サイトを確認して、一番お得なクーポンを選ぶようにしています。
美容費はメリハリをつける
美容費は完全に削るのではなく、メリハリをつけています。
メイクブラシやスポンジなどは100円ショップの商品を使うこともあります。
化粧品も必ずしも高価なものを選ぶ必要はなく、ちふれやキャンメイクなど手頃な価格の商品を使うことが多いです。
正直、人から見てデパコスなのかプチプラなのかはほとんどわかりません(笑)。
基礎化粧品も普段はプチプラ中心。その代わり、肌の状態が気になる時だけ少し良い美容液をポイントで購入するなど、自分なりにバランスを取っています。
節約より効果が大きかったこと

ここまでいろんな節約方法を紹介してきましたが、正直なところ、私が家計改善に一番効果を感じたのは節約以外のことでした。
節約できる金額にはどうしても限界があります。だからこそ、支出を減らすだけじゃなく、お金が残りやすくなる仕組みを作ることも大事だと感じています。
家計簿は「ざっくり」で十分
私は細かい家計簿が続きませんでした。
そのため、食費・日用品・娯楽費など、大まかに把握する程度にしています。
大切なのは1円単位で管理することではなく、「何に多くお金を使っているのか」を知ることだと思っています。
支援制度を調べる
シングル家庭向けには、自治体独自の支援制度や助成制度がたくさんあります。
知らないだけで利用できる制度があることも少なくありません。
節約を頑張る前に、一度自治体のホームページを確認してみるのがおすすめです。
NISAで少額から積立を始める
節約で浮いたお金は、ただ貯金するだけでなく増やすことも考えるようになりました。
もちろん生活防衛資金は大切です。ただ、物価が上がり続けている今、預金だけでは不安を感じることもあります。
私は少額からNISAで積立投資をしています。
毎月数千円でも長く続けることで、将来の資産形成につながると思っています。
※NISAの始め方については別記事で詳しく紹介しています。
収入を少し増やす方法を考える
節約には限界があります。毎月5,000円節約することはできても、永遠に削り続けることはできません。
一方で、収入が増えれば家計には余裕が生まれます。
転職や資格取得、副業、ブログなど、少しでも収入を増やす方法を考えることも大切だと思っています。
まとめ
シングル家庭の節約で大切なのは、ただ我慢することじゃないと思っています。
お金も時間も大切にしながら、周りの価値観に振り回されず「本当に自分の家庭に合っているか」を基準に考えること。
それだけで、節約のストレスはだいぶ減る気がします。
そして節約だけにこだわらず、使える支援制度を調べたり、NISAで少しずつ将来に備えたり、収入を増やすことも視野に入れてみてください。
この記事を読んで、完璧じゃなくても「これなら続けられそう」と思える方法を一つずつ見つけてもらえたら嬉しいです。


