子ども3人を連れての離婚となると、金銭面が心配になりますよね。
「いくらあれば生活できるんだろう」
「資格もないけれど正社員になれるのかな」
離婚後の生活が不安で、一歩踏み出せないという人も多いのではないでしょうか。
実は私も、離婚した当時はパートで手取り12万円ほどの収入しかありませんでした。
もちろん余裕のある生活とは言えません。
それでも、これまで一度も「離婚しなければよかった」と思ったことはありません。
今回は、当時のことを振り返りながら
- 手取り12万円で子ども3人と離婚した時の話
- 離婚前にやったこと
- 離婚後の生活
について書いてみたいと思います。
同じように
・子どもが3人いるけれど離婚を考えている
・パートだから離婚後の生活が不安
という方の参考になれば嬉しいです。
離婚を決意した時の状況
私が離婚したのは、子どもたちがまだ全員小学生の頃。
末っ子が小学校に入学したタイミングでした。
離婚前からパートの仕事はしていましたが、週2〜3日で1日7時間ほど。
正直なところ「暇つぶし程度」と言われてもおかしくないくらいの働き方でした。
そのため、離婚を決意した当時の収入は
月5〜6万円程度。
今思い返すと「よく離婚しようと思ったな」と思うくらい無謀だったと思います。
それでも離婚を決意したのは、それだけの理由があったからです。
離婚を決めたら行動力が上がった
「離婚する」と決めてから、まず最初に考えたのがお金のことでした。
どれだけ子どもを愛していても、生活するにはお金が必要です。
贅沢をするつもりはなくても、「子ども3人+自分」の生活を維持しなくてはなりません。
まずは、生活していくために必要な最低限のお金を知ることから始めました。
具体的には
- 元夫がいない場合の生活費を計算
- 自分の収入
- 養育費
- 母子家庭への支援制度
など、とにかく調べました。
電話で問い合わせるだけでなく、役所へ行って直接話を聞くこともありました。
今振り返ると、離婚するまでの1年間は本当に行動力がすごかったと思います。
よく「離婚は結婚の何倍も労力がかかる」と言われますが、まさにその通りでした。
パートの勤務を週5に増やした
離婚を決めた後、まずはパートの勤務日数を増やしました。
それまで週3だった仕事を週5に変更しました。
なぜいきなり正社員を目指さなかったかというと、シングルマザーとしての生活が始まる中で、いきなり正社員として働くのは自分の性格的に難しいと思ったからです。
それに、実は少し希望もありました。
離婚を決めたあと、パート先の社長に
「すぐではないけれど、辞めるかもしれません」
と話した時のことです。
正直に離婚予定であることを伝えると、社長から
「正社員で働きたいなら、うちでもいいし、紹介できる会社があれば紹介するよ」
と言ってもらえたのです。
とてもありがたい言葉でした。
そして、とりあえず勤務日数を週5に増やしてもらうことになりました。
結果的に、私はその後本当に正社員にしていただくことが出来ました。
本当に運が良かったと思います。
そして現在は転職したものの、正社員として働いています。
貯金は心の安定剤
離婚する時、基本的には結婚生活で得た財産は財産分与で折半になります。
ただ、私の場合は子どもたちの貯金については元夫も
「そのままでいい」
と言ってくれたので、離婚後も私が管理することになりました。
それ以来、子どもたちの貯金には基本的に手をつけていません。
もちろん大きく増えているわけではありませんが、
「いざという時に少しはどうにかなる」
という安心感があります。
大きな金額でなくても、貯金があるというだけで心の安定剤のような存在になると感じています。
ちなみに離婚前には、子どもたちの口座とは別に自分でも少しずつ貯金をしていました。
離婚後の収入の変化
シングルマザー生活は、手取り12万円からスタートしました。
当時の生活費はおおよそ以下のような感じでした。
| 項目 | 金額(目安) |
|---|---|
| 住居費 | 約7万円 |
| 食費 | 約5万円 |
| 光熱費 | 約2万円 |
| 保険 | 約1万5,000円 |
| 日用品など | 約2万円 |
| 習い事 | 約1万5,000円 |
| ガソリン代 | 約5,000円 |
| 合計 | 約20万円前後 |
合計で約20万円前後でしたが、当時の収入12万円に加えて、養育費や手当を含めると、最低限の生活はなんとか成り立っていました。
ただ、子どもが小さいうちは成長も早く、服や靴のサイズがすぐに変わるため、被服費が一度に3人分かかることもあります。
そのため、決して余裕があるとは言えず、日々工夫しながらやりくりしていました。
その後、離婚から4〜5年ほど経った頃にパートから正社員になりました。
とはいえ、その間ずっと収入が変わらなかったわけではありません。
時給が少し上がったりはしましたが、正直大きく変わるほどではありませんでした。
そのため
- フリマアプリで不用品を売る
- 子ども用品はできるだけ安く買う
- 節約できるところは節約する
など、できることをしながら生活していました。
当時は「贅沢はできないけれど、なんとかなるものだな」と思っていました。
子どもが成長するとお金がかかる
小学生のうちは、そこまでお金はかかりません。
しかし、上の子が中学生・高校生になっていくにつれて
「下の2人もこの年齢になったらお金が大変なのでは…」
という不安が出てきました。
実際、中学生・高校生になると本当にお金がかかります。
もっと稼がなければとは思っていたものの、
「下の子がもう少し大きくなってから」
と思っているうちにいつの間にか数年が経ってしまっていました。
正社員になって感じた大きな違い
離婚後4~5年ほど経った頃、将来を考えて当時のパート先の社長に
「子どもも大きくなってきたので、正社員として働きたいです。もし難しければ転職も考えています」
と相談しました。
すると
「パートの方が都合がいいのかと思ってたよ。いつでもいいよ!」
と言っていただき、正社員として働くことになりました。
もちろん、いきなり高収入になったわけではありません。
それでも、パートと正社員では大きな違いがありました。
特に大きいと感じたのは
- 社会保険などの福利厚生
- ボーナス(賞与)
です。
頭ではわかっていたことですが、実際に働いてみると
安定した給料があることの安心感
はシングルマザーにとって本当に大きいと感じました。
今思えば、もう少し早く決断してもよかったかもしれません。
高校生になる子どもがいる家庭のお金事情
小学生の頃はあまりお金がかかりませんが、
中学生・高校生になると教育費が一気に増えます。
例えば
- 学費や教材費
- 部活動や習い事の費用
- 子ども3人分の生活費
などは、どうしてもかかってしまうものです。
私は、短期間しか使わないようなものなどは安いものを購入したり、後からフリマアプリで売れそうなものを選ぶなど色々考えながら生活していました。
そんな生活をしているうちに「下の子が高校生になるともっと大変」と感じ、正社員への転職を決意するきっかけにもなりました。
パートから正社員になって生活がどう変わったか
社長に相談し、晴れて正社員になりました。
パートと正社員の決定的な違いは
- 社会保険などの福利厚生
- ボーナス(賞与)
です。
安定した給料が入ることの安心感は、シングルマザーにとって本当に大きいと実感しました。
特にボーナスが入って来るようになったことで、子どもたちの進学時などに向けて少しまとめて貯金出来たのは本当に助かりました。
離婚後にやってよかったこと・心がけたこと

離婚後は生活が大きく変わるため、不安や戸惑いを感じることも多いですが、
実際にやってみて「これは本当にやってよかった」と感じることもいくつかありました。
ここでは、私の経験から特に大切だと感じたポイントをご紹介します。
- 貯金の管理
- 役所や支援制度の活用
- 節約・工夫をして生活費を抑える
- 子どもとの時間を大切にする
これらは、離婚後の生活を安定させるためにとても大事なことです。
貯金の管理
離婚後は収入や支出のバランスが変わるため、貯金の管理をしっかり行うことがとても重要です。
私の場合は、毎月の収入と支出を把握し、どの項目にどれくらい使っているのかを見える化するようにしました。
そうすることで、
「どこにお金がかかっているのか」
「どこを見直せばいいのか」
が分かるようになり、無理のない範囲で貯金を続けられるようになりました。
また、急な出費に備えて少しでも貯金があると、精神的にもかなり安心できます。
役所や支援制度の活用
離婚後は、利用できる制度をしっかり知っておくことも大切です。
児童扶養手当や医療費助成など、生活を支える制度は思っている以上にありますが、
自分から情報を取りに行かないと知らないままになってしまうこともあります。
私も最初は分からないことが多かったのですが、役所で相談したことで利用できる制度を知ることができました。
遠慮せずに相談することがとても大切です。
節約・工夫をして生活費を抑える
収入が限られる中で生活していくためには、無理のない範囲での節約も必要になります。
例えば、
- フリマアプリを活用する
- サブスクや固定費を見直す
- 無駄な支出を減らす
といった小さな工夫を積み重ねることで、家計の負担を軽くすることができます。
私自身も、日々の支出を意識するようになってから、無理なく生活費をコントロールできるようになりました。
子どもとの時間を大切にする

生活に余裕がなくなると、つい気持ちにも余裕がなくなりがちですが、そんなときこそ子どもとの時間を大切にすることが重要だと感じました。
特別なことをしなくても、一緒にご飯を食べたり何気ない会話をする時間は、離婚によって寂しさを感じているかもしれない子どもにとって、心を安心させる大切な時間になります。
私自身も、子どもが笑顔だったり楽しそうにすごしている様子を見ているうちに、日々の生活の中での安心感や充実感が少しずつ増えていきました。
金銭面ももちろん大切ですが、それ以上に子どもが離婚によって傷つかないようにしたいという気持ちは、ずっと変わらずにあります。
離婚して後悔はある?
現在、末っ子も高校生になりました。
離婚当時と比べれば収入は増えましたが、子どもが3人いるとやはりお金はかかります。
正直、余裕がある生活とは言えません。
それでも、これまでの生活を振り返って思うのは
「離婚してよかった」
という気持ちです。
理由は
- 子どものことだけを考えて生活できる
- 贅沢しなくても楽しく暮らせる
- 子どもが大きくなると自分の時間もできる
からです。
思春期の子どもとぶつかると、
「家に父親がいたら違ったのかな」
と思うことがないわけではありません。
それでも、いないものを考えても仕方がありません。
自分ができることをやるだけだと思っています。
そして何より、離婚前に感じていたストレスに比べれば、今の悩みの方がずっと気持ちは楽です。
3人の子どもを持つシングルマザーでも前に進める
離婚を考えている人にとって、金銭面の不安はとても大きいと思います。
私も同じでした。
それでも、少しずつやれることから行動していくことで生活はなんとかなるものです。
もちろん大変なこともありますが、3人の子どもを持つシングルマザーでも前に進むことはできます。
大切なのは子どものために行動する気持ちだと思います。
この体験が、同じように悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。



