「子どもが小さいうちは、正社員なんて無理かな」
そう感じているシングルマザーの方は、決して少なくないと思います。
私も子どもが小学校低学年の頃に離婚し、正社員で働くことが難しい状況でした。
離婚後の生活を立て直したいと思っても、子どもの預け先問題や急な体調不良、学校行事など…正社員として働くには壁が多すぎると感じることもありますよね。
でも今は正社員になれなくても、将来的に安定した収入を得るために今からできる準備はいくつもあります。
この記事では、私の体験談を交えながら、小さい子どもがいても取り組める働き方やスキルアップ方法をご紹介します。
パートで少しずつ働きながら準備する
離婚前から私はパートで働いていましたが、週2〜3日、1日7時間程度の勤務でした。
離婚を決意したとき、収入はまだ十分ではなかったので、週5日に増やすことで生活の基盤を整えることから始めました。
子どもが小さいうちは保育園で遅い時間まで預かってもらえることもありますが、小学生になると状況が変わります。
学童に入れなかったり、夏休みなどの長期休暇で預け先に困ったりと、思うように働ける時間が取れなくなることも少なくありません。
そういった時期は正社員を目指すよりも、まずは融通の利くパートで無理なく働くほうが現実的な場合もあります。
生活のリズムを整えながら、少しずつ働き方を広げていく。
そのステップを踏むことが、結果的に長く続けられる働き方につながると感じています。
ポイント:自分に無理のない範囲で働き、安定した生活の土台を作ることが重要です。
子どもが小さいうちの働き方(保育園まで)
子どもが小さいうちは、働きたいと思っても「預け先」の問題で思うように働けないと感じることも多いと思います。
保育園に入れたとしても、急な発熱で呼び出されることがあったり、行事や体調不良で仕事を休まなければならない場面も少なくありません。
そのため、この時期は無理にフルタイムで働くよりも、
- 時間に融通の利くパートを選ぶ
- シフトの調整がしやすい職場を探す
- 在宅でできる仕事を少し取り入れる
といった形で、生活に合わせた働き方を選ぶことが大切になります。
また、職場によっては託児所が併設されている場合もあり、子どもを近くに預けながら働ける環境が整っていることもあります。
こうした職場であれば、安心して働きやすくなるだけでなく、急な体調不良にも対応しやすいというメリットがあります。
すべてを一度に整えようとすると負担が大きくなってしまうため、まずは「無理なく続けられる働き方」を見つけることが大切です。
少しずつ生活のリズムを整えながらできることを増やしていくことで、将来の選択肢も広がっていくと感じています。
小学生以降の働き方(学童・長期休暇の現実)
子どもが小学生になると「少しは手が離れる」と思われがちですが、実際にはまた別の大変さが出てきます。
特に大きいのが、放課後や長期休暇の過ごし方です。
学童保育を利用できれば安心ですが、地域によっては定員がいっぱいで入れなかったり、預かり時間が思っていたより短い場合もあります。
また、夏休みや冬休みなどの長期休暇中は朝から夕方までの預け先を確保する必要があり、働き方によっては調整が難しくなることもあります。
そのためこの時期は、
- 勤務時間を日中に収められる仕事を選ぶ
- 長期休暇に理解のある職場を探す
- 在宅ワークや副業を組み合わせる
といった工夫が現実的になってきます。
実際に働いてみると「保育園のときより大変かもしれない」と感じる場面もありますが、その分子ども自身ができることも少しずつ増えていきます。
無理に完璧を目指すのではなく、家庭と仕事のバランスを見ながらその時々に合った働き方を選んでいくことが大切です。
資格取得で将来に備える
資格取得は、育児と両立しながら将来に向けた準備ができる方法のひとつです。
私も、いずれ正社員として働くことを考え、子どもとの生活の合間に少しずつ資格の勉強をしていました。
たとえば、
- 簿記3級やFPなど、自宅で学べる資格
- 独学や通信講座で少しずつ学習
こうした形で、できる範囲から取り組んでいきました。
実際に資格を取得したことで後に正社員として働くことになった際、評価していただけたこともあります。
また、勉強を続ける中で「自分にもまだできることがある」と感じられたり、新しいことに挑戦するきっかけにもなりました。
資格は必ずしも今の仕事に直結していなくても大丈夫です。
少しでも興味がある分野から始めてみることで、将来の選択肢が広がっていくと感じています。
関連記事:シングルマザーがFP3級を独学で取って良かったこと|生活にも仕事にも役立った理由
副業などで経験と収入を確保する
副業は、小さくても経験と収入の両方を増やせる手段のひとつです。
私も、パートだけでは生活が安定しなかった時期にメルカリで不要品を販売していました。
メルカリでは、
- 使わなくなった子どもの洋服やおもちゃを販売する
- 育児の合間にできる範囲で作業する
- 少額でも「自分で得た収入」を持つ
といった形で、無理のない範囲から始めていきました。
こうした小さな積み重ねでも、実際に収入があることで気持ちの安心感につながっていきます。
最初は不安でも、やってみると意外とできることも多いと感じました。
また、メルカリではハンドメイド作品を販売することもできるため、得意なことがある方は副業として広げていくことも可能です。
そのほかにも、
- ブログ
- ライティング
- 在宅ワーク
など、自分の生活スタイルや使える時間に合わせた働き方もあります。
無理に大きく稼ごうとするのではなく、できることから少しずつ始めるのが長く続けるためのポイントだと感じています。
派遣は選択肢として考える
私自身は派遣で働いた経験はありませんが、子育て中のシングルマザーにとっては働き方のひとつの選択肢になります。
たとえば、
- 勤務時間や勤務地の相談がしやすい
- さまざまな職場で経験を積める
- 将来的に正社員を目指すステップになる可能性がある
といった特徴があります。
家庭の状況によって働ける時間や条件が変わりやすい時期だからこそ、こうした柔軟な働き方を知っておくだけでも安心感につながります。
すぐに選ぶ必要はなくても「こういう働き方もある」と頭の片隅に置いておくと、いざというときに選択肢が広がると感じています。
パートから正社員を目指すタイミングは?
「いつか正社員になりたい」と思いながらも、なかなか踏み出せない方も多いと思います。タイミングの目安としては以下のような時期が考えやすいです。
子どもが小学校中学年以降になったとき 学童や放課後の過ごし方が安定してくると、働ける時間が増えてきます。子どもが一人でいられる時間が増えるこの時期は、正社員へのステップを考えやすいタイミングです。
資格やスキルが身についたとき パートで働きながら資格を取得したり、スキルを積み上げてきた場合は、それを武器に正社員求人に応募しやすくなります。「経験+資格」があると採用される可能性がぐっと上がります。
生活リズムが安定してきたとき 仕事・育児・家事のバランスが取れてきたと感じたら、正社員を視野に入れるサインかもしれません。無理のない状態で挑戦することが長く続けるためのポイントです。
焦らなくて大丈夫です。今はパートで土台を作る時期だと割り切って、自分のペースで進んでいきましょう。
パートでも使える支援制度
収入が少ない時期だからこそ、使える制度はしっかり活用しましょう。
「自分には関係ない」「申請が面倒そう」と後回しにしてしまいがちですが、知っているかどうかで生活の余裕が大きく変わることもあります。まずはどんな制度があるか確認してみてください。
児童扶養手当 18歳未満の子どもを育てるひとり親家庭に支給される手当です。所得に応じて支給額が変わりますが、パートで働きながらでも受給できる場合があります。まずはお住まいの市区町村の窓口で確認してみてください。
保育料の軽減 ひとり親家庭は保育料が軽減される場合があります。自治体によって内容が異なるので、保育園や市区町村の窓口に相談してみてください。
ひとり親家庭医療費助成 子どもの医療費が助成される制度です。地域によって対象年齢や内容が異なりますが、医療費の負担を大幅に減らせる場合があります。
母子父子寡婦福祉資金貸付金 生活費や資格取得費用などを低金利で借りられる制度です。まとまったお金が必要なときに活用できます。
自立支援給付金・高等職業訓練促進給付金 資格取得を目指すひとり親向けの給付金制度です。学びながら生活費の支援が受けられる場合があります。
使える制度は自治体によって異なります。「どんな制度が使えるか教えてください」と窓口に相談するだけで、思わぬ支援につながることもあります。
よくある質問(Q&A)
Q. パートのままだと将来が不安です
A. パートでも条件を満たせば社会保険に加入でき、将来の年金に反映されます。従業員51人以上の企業であれば週20時間以上・月額8.8万円以上などが加入の目安です。まずは今の職場の条件を確認してみてください。
Q. 老後の生活はどうなりますか?
A. 年金だけでなく、iDeCoや積立NISAなど少額から始められる資産形成の方法もあります。月数千円からでも始められるので、生活が少し落ち着いたら検討してみてください。
Q. 正社員を目指したいけど採用されるか不安です
A. 資格やパートでの実務経験は正社員採用でも評価されます。また、ハローワークや就労支援機関ではひとり親向けの就職支援も行っているので、一人で悩まずに相談してみてください。
Q. 副業は確定申告が必要ですか?
A. 副業の年間所得が20万円を超える場合は確定申告が必要です。メルカリなどの不用品販売は基本的に課税対象外になる場合が多いですが、ハンドメイド販売やライティングなどは所得として扱われることがあるので注意してください。
Q. 支援制度を使うことに抵抗があります
A. 支援制度は「もらっていい権利」です。税金から賄われているのは事実ですが、それはあなたが将来また社会に貢献するための投資でもあります。遠慮せず使ってください。
小さい子どもがいるシングルマザーの生活と心構え
私自身も、最初は不安でいっぱいでした。
これからの生活やお金のこと、仕事との両立など考えることが多くて、何から手をつければいいかわからない日もありました。
でも、少しずつでも行動していくことで出来ることが増え、気持ちにも余裕が生まれてきました。
振り返ってみて、特に大切だったと感じることが3つあります。
- 数年後を見据えて動く → 目の前のことで精一杯でも、少し先を意識して動くだけで気持ちが変わってきます
- 小さく続ける → いきなり大きく変えようとしなくていいです。小さな積み重ねが、いつの間にか大きな変化になっていきます
- 一人で抱え込まない → 支援制度や窓口をうまく頼ることも、立派な選択です
子どもは親が思っている以上に、変化に敏感です。
だからこそ、日常の安心感を守ることを一番に考えていました。
新しい生活に慣れるまで時間はかかりますが、子どもはちゃんとついてきてくれます。
すぐにすべてがうまくいくわけではありませんが、焦らず自分のペースで進んでいけば大丈夫です。
まとめ|無理のない働き方を選ぶことが大切
正社員じゃないといけない、そんなことはないと私は思っています。
子どもの年齢や生活環境によって、合う働き方は人それぞれ違います。
今の自分に合った働き方を選ぶことが、結果的に長く続けられることにつながります。
- パートや時短勤務で無理なく働く
- 派遣など柔軟な働き方も選択肢に入れる
- 子どもの成長に合わせて働き方を変えていく
- 資格取得や副業で将来の選択肢を広げる
最初から完璧を目指さなくていいです。今日できることから、一つずつ積み重ねていけば大丈夫です。
また、収入や手当について具体的に知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。

